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2016/1/16 館長連続講座(第4回)が行われました。

 阿刀田館長が館長連続講座「短編小説の楽しみ、今でしょ」の第4回講義を行いました。今回の講義では、森絵都の作品「風に舞いあがるビニールシート」を取り上げました。

(話をする館長の様子)

 阿刀田館長は、森絵都は小学校高学年から中学生くらいを対象とした児童文学を執筆している作家で、この作品は、ほとんど初の大人向け作品集で、直木賞受賞作であると紹介しました。また、今後もっと大きな飛躍ができると思って期待しており、3年後、5年後に注目してほしい作家であると語りました。

(会場の様子)

  「風に舞いあがるビニールシート」は短編小説としての成長小説であり、素朴な人間の感情の部分が描かれていて、平和な日本に暮らす、特に若い人に読んでほしい小説であると話しました。