番付(ばんづけ)


囲碁番付(いごばんづけ)

囲碁番付(0400174496-001)  江戸時代後期には、いろいろな遊芸・娯楽が庶民の間に普及し、いわゆる盤上遊戯(ばんじょうゆうぎ)である囲碁や将棋の愛好者も増えました。この囲碁番付は嘉永5年(1852)のもので、「某町、某(通称)」「府、某(雅号)」などの名前が載っています。前者は町人、後者は甲府勤番士たちの名前です。



芝居番付(しばいばんづけ)

芝居番付(0400172565-001)

 囲碁、将棋などの盤上遊戯の流行とともに、江戸期の甲府の庶民たちの楽しみのひとつに芝居見物がありました。当時の芝居といえば歌舞伎ですが、甲斐国は市川団十郎ゆかりの地ということもあって、甲府で上演される歌舞伎は賑いを見せました。この芝居番付は文化9年(1812)、甲府の代表的な芝居小屋亀屋座で上演されたときのものです。出し物は「義経千本桜」と「戻駕色相方」で、松本幸四郎や坂東三津五郎などの役者の名前が見えます。亀屋座は亀屋与兵衛によって建てられた芝居小屋で、最初は光沢寺という寺の境内に造られた仮小屋から出発したのですが、明和7年(1770)、西条町(若松町)に小屋を新築して興業を行いました。亀屋座は間口11間、奥行20間という小屋の規模もさることながら、その上演品目によって関東八座に数えられた大きな芝居小屋でした。



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