大黒葡萄酒の絵はがき 〈写真絵はがき類・行幸啓〉 (だいこくぶどうしゅのえはがき) 写真や絵はがきは、その時代を写す効果的な資料として使われますが、甲州文庫にはこのような写真や絵はがき類が数多く所蔵され、「行幸啓」「博覧会」「甲府」の三つにファイルされて保存されています。 大黒葡萄酒の絵はがきは大正11年昭和天皇が皇太子時代に山梨県を行啓されて祝村(勝沼町)の大黒葡萄酒を訪問された時の記念写真を絵はがき風に作成したものです。5枚組の絵はがきにはお迎えする人々の行列やぶどう棚の下に立つ皇太子のお姿が写されていて、貴重な資料となっています。天皇や皇族方が地方を訪問されるのを「行幸」及び「行啓」といいますが、「写真絵はがき類・行幸啓」には、このように明治以降天皇や皇太子(東宮)が山梨県を訪問されるごとに作成された写真・絵はがきが整理され貼り込んであります。 |