11月23日、多目的ホールにおいて、「かいぶらり朗読のつどい 県民の日朗読会」を行いました。本イベントは、毎年、YBS山梨放送の協力をいただきながら開催しています。今年度は朗読者として荒木美穂アナウンサーをお招きし、村山早紀さんの連作短編集「カフェかもめ亭」より「導入部」「砂漠の花」「水仙姫」を朗読していただきました。
荒木アナウンサーの声は、不可思議な物語の世界観に見事に調和し、参加者は心地よく贅沢な時間を過ごすことができました。朗読に耳を傾けるひとときは、ファンタジーの魅力や物語をじっくり味わうことの意義について改めて考える機会ともなりました。
朗読の前には、荒木アナウンサーご自身がこの本との出会いや思いを語ってくださり、参加者はより親しみをもって物語の世界に集中することができました。
会場後方には村山早紀さんの著作を展示し、休憩時間には多くの参加者が手に取る様子が見られました。朗読が参加者の新たな関心を呼び起こすきっかけとなったことがうかがえました。
