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2025年07月05日(土曜日)かいぶらりシチズンカレッジ「放送大学公開講座 景勝地・御嶽昇仙峡の成立と発展」を開催しました

2025年07月05日(土曜日)かいぶらりシチズンカレッジ「放送大学公開講座 景勝地・御嶽昇仙峡の成立と発展」を開催しました

2025年7月5日(土曜日)かいぶらりシチズンカレッジ「放送大学公開講座 景勝地・御嶽昇仙峡の成立と発展」を開催しました

 7月5日、多目的ホールにて、放送大学山梨学習センターによる今年度1回目の公開講座が行われました。講師を務めたのは、山梨大学准教授であり放送大学客員准教授でもある菊地淑人先生です。演題を「景勝地・御嶽昇仙峡の成立と発展」とし、日本遺産の一つにも数えられている「昇仙峡」が人々にどのようにとらえられ、受容されてきたのか、近世から近現代に至るまで、その変遷をたどりました。

 信仰の対象であった昇仙峡が名所としてもとらえられるようになったのは江戸時代ですが、それはあくまでも主観的な視点によるものでした。その視点が変化したのは明治に入ってからです。地形や地質等の観点から日本の風景の特質を客観的に分析する態度が生まれ、そのような流れの中で、昇仙峡は景勝地として広く認知されていくこととなりました。菊地先生は、古い新聞記事やグラフ等さまざまな資料を駆使し、専門的な話を大変わかりやすく解説してくれました。

 最後の質疑応答では、参加者が、今後の昇仙峡がどうあるべきかについて意見交換をする場面もあり、菊地先生の講演をきっかけに参加者の学びや問題意識が深まったことがかがえました。

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