6月8日、交流ルーム104にて「山梨・茅野昔ばなし再話大学研究会」による「語ろう!むかしむかし山梨・長野」が開催されました。
当日プログラムは全部で8つ、山梨のメンバー3人と長野のメンバー1人が耳に心地よいやさしい語りで「にせ本尊」「大蛇の味噌漬け」「芋ころがし」などを披露しました。物語は「目で読む」ものというのが当たり前になっている現代において、「耳で聞く」昔ばなしは、思った以上に新鮮でした。昔ばなしが始まると、会場全体の集中力が増し、参加者は、語りの声に合わせて想像力を働かせながら、おはなしを味わいました。
リズムのよい言葉のくり返し、笑いを誘う似た展開のくり返しは昔ばなしにはよく見られるものですが、これら昔ばなしの特徴は、語られることによってはじめてその魅力が最大化されるのだということを改めて感じさせられました。土地ことば(方言)のすばらしさについても再確認することができました。