11月17日に館長連続講座「寺子屋ことば学」の第3回講義を行いました。
※館長連続講座「寺子屋ことば学」第2回・第6回は休講となりました。

(話をする館長の様子)
館長は体調不良時に感じた、人に説得力のある答え方と不安にさせる答え方について、"わからないことがわかっているか"、"わからないということがわかっていないか"の違いではないかと語りました。ソクラテスではないが、"わからないこと"と"わかることがきちんとわかっている"人は、"わからない"と答えても説得力があると語りました。また若い方は、質問されると困ってしまう人もいるようだが質問されることにビクビクしないでほしいと語り、教師は質問されることを面白がってほしいと話しました。たとえば以前、学生に「犬とネコがいますという言い方はするが、ネコと犬はいますとは言わない、なぜか」と聞かれたことはある。本当に難しい質問であり、自分もわからなかった。わからないことはわからない、面白いねと言って一緒に考えれば良いのではないか、そういうことで信頼関係を作れるのではないかと語りました。
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