11月28日敷島総合文化会館で開催された山梨県図書館大会において、「ことばの力と読書」と題して山梨県立文学館の三枝昻之館長と阿刀田館長の記念対談が行われました。
阿刀田館長が俳句、和歌を詠む小説家は文章がうまく、文章に切れ味があると話すと、三枝館長も村岡花子は翻訳家のイメージがあるが、出発は歌人であり、散文を書く際に短い言葉のトレーニングが活きていると語りました。
(対談の様子)
対談に先立って行われた三枝館長の講演「ことばの力を養う」についてのお話や、三枝館長自身の幼少期の読書体験についてのエピソードなども交えながら、ことばの持つ独特の力についての考えがそれぞれから語られました。
また、阿刀田館長は平成27年の歌会始のテーマが「本」となったことに触れ、どのような歌が選ばれるのかが楽しみだと語りました。
(会場の様子)