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2013/12/14 阿刀田館長連続講座(第3回)が行われました。

阿刀田館長が、館長連続講座「短編小説を読む」の第3回講義を行いました。
今回の講義は松本清張の作品「張込み」を取り上げ、作家としての清張と、その作品について話しました。

話をする館長の様子                          (話をする館長の様子)

阿刀田館長によると、清張は非常に代表作を選びにくい作家だということです。なぜなら清張はミステリー作家として知られているが、むしろ短編やノンフィクションの名手であり、あえて数多くの短編の中から代表作を選ぶなら、今回の「張込み」が挙げられるとのことでした。
また、清張は作品の中で社会的弱者に目を向けており、殺人事件も動機を掘り下げていけば、そうしたまなざしが浮かび上がってくると話しました。
会場の様子                             (会場の様子)

今回も寒い中、多数の受講者の皆様にご参加いただきました。