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山梨県公共図書館協会会報 第31号

-目次-

地域の期待に応えられる図書館に
山梨県公共図書館協会 会長 中込 富夫
第27回山梨県図書館大会報告
大会テーマ「つかえる!図書館―子どもから大人まで、広げよう図書館の可能性―」
「山梨県公共図書館協会地域資料研究部会『人物リスト』」について
地域資料研究部会
「平成24年度山梨県公共図書館協会第2回全体研修会」について
地域資料研究部会
平成24年度 県内事情
平成24年度事業報告 事務局だより

地域の期待に応えられる図書館に

山梨県公共図書館協会 会長   中込 富夫


この10年ほどの間に、図書館に対する社会の期待は大きく変貌しました。

グローバル化や情報通信技術の進展などによる「持続可能な社会」の要請、「学び直しのできる社会」の必要などが、その始まりだと思います。学校以外で、調べたり学んだりでき、自由に活用できる施設が図書館でした。そして、この動きを受けて、図書館が実際に動き出してみると、図書館の対応できる範囲は意外と広く、あらゆる活動ができてしまうとまで感じられるほど、その裾野は広かったのです。今、図書館は、地域支援、ビジネス支援、学校支援、ボランティアやNPO支援など、それぞれの館の持てる資料と司書力のもと、新しい図書館像を追求しています。

このようななか、昨年11月11日に「山梨県立図書館」が、新たに甲府駅北口に開館しました。新県立図書館は、全ての県民のための、県民とともに成長・発展する「県民図書館」を目指しての出発となりました。新県立図書館には、山梨県の図書館文化、県民文化の向上のため、県下の各図書館のそれぞれの特性を生かすなかで、ハブ機能を果たし、県下の図書館が一つの有機体となって市民の要望に応えていく活動を期待するものであります。一方、各図書館においては、人を育てる図書館、情報を発信する図書館、行動する図書館など、様々な要素を備えるとともに、地域の特性を生かした、その館ならではの個性を備えていってほしいと思います。全国的には、指定管理者の導入、県立と市立の併設、書店の図書館化など、今まだ新しい動きが続いている中で、これが、公共図書館に求められている一つのかたちであり、公共図書館が生き残るための一つの方法なのだと思います。

県においては、昨年3月に、第2次「山梨県子どもの読書活動推進実施計画」が策定されるとともに、「しなやかな心の育成プロジェクト」において、「家読推進運動」が展開されています。一方、全国的な動きとしては、「図書館法の改正」、「図書館の望ましい基準の施行」、「国立国会図書館の歴史的音源の配信開始」など、この1年間の間にも、様々な動きがありました。

これらの動きも契機としながら、図書館が、子どもから大人まで、全ての人々にとって、「つかえる地域の情報センター」として、市民の期待に応えることを願ってやみません。

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第27回山梨県図書館大会報告

大会テーマ「つかえる!図書館―子どもから大人まで、広げよう図書館の可能性―」

大会概要

情勢報告

シンポジウム

大会概要

第27回山梨県図書館大会は、山梨県公共図書館協会、山梨県図書館協会、山梨県読書推進運動協議会、山梨県教育委員会の主催により、平成24年11月30日(金)、11月11日に新館開館したばかりの山梨県立図書館を会場に開催されました。

図書館は今、読む、調べる、楽しむ、つどう、学ぶなど、多様な活動を展開するとともに、情報を発信し人々を支援する機関として、その可能性は無限に広がっています。
今大会は、このような中で、新山梨県立図書館が開館することを契機として、「つかえる!図書館―子どもから大人まで、広げよう図書館の可能性―」をテーマに、あらためて図書館、学校、企業そして地域の人々など、様々な人達とつながる図書館のかたちや新たな読書推進のあり方について、みなで考えることを目的に開催されました。
この大会は、図書館関係者だけでなく、日頃から読書活動に携わっている人、また本や読書、図書館に関心のある人などが一堂に会して読書や図書館について考えるもので、当日は252名の参加を得て、充実した研修会となりました。

開会式の中では、優良読書グループとして選ばれた北杜市「すたま おはなしの会 アリス」の活動が紹介され、山梨県読書推進運動協議会会長より表彰状と記念品の伝達がありました。その後、図書館や読書に関する情勢報告と、それを受けてのシンポジウムが行われました。本大会の関連行事として、午前から、主会場のイベントスペースでは県内公共図書館の、交流ルームでは学校図書館の活動を紹介する展示が行われました。また新県立図書館の館内を職員の案内により見学する「図書館ツアー」も2回開催され、多くの方にご参加いただきました。

 

情勢報告

〈講師〉
 社団法人 日本図書館協会理事長 塩見昇氏

塩見氏からの情勢報告では、今の図書館や図書館をとりまく状況で特徴的な事柄について、事前に寄せられた質問を話に盛り込みながら資料を交えてお話していただきました。

まず始めに一般状況について、平成24年8月に古典の日に関する法律施行され、11月1日が「古典の日」と定められた事に触れられ、この機会に優れた古典に親しんでほしいというお話をされました。

次に「読書週間世論調査」から、図書館の利用経験について資料を使った説明がありました。読売新聞調査では「利用している」が4割、毎日新聞の調査では29%という結果で、この数字は大変高いものであるということです。また、図書館の整備状況については、市町村全体で図書館「あり」が75%、「なし」が25%、設置率では「市」99%、「町」61%、「村」25%と一見高い数字に見えるものの、自治体の合併により今まで図書館がなかった自治体も図書館があることになったため、整備されたかのように見えているが、実態はそうではないという現状についても説明をしていただきました。
図書館の新設や統廃合についての質問には、図書館数は合併に際して図書室を図書館に変えたという例も多く、減っていないというご回答をされました。そして、統廃合での図書館の距離的な問題に関しては、移動図書館の見直しと、自治体の複数の図書館で資料の共通利用がスムースに行える環境を整えることが大事だというお考えを述べられました。

図書館の設置及び運営上の望ましい基準については、2008年の図書館法の改正から4年経過している状況から早期策定を期待しており、基準が出れば図書館整備に積極的に活かしていくことが必要だというお話をされました。
東日本大震災に関しては、著作権団体と申し合わせて公衆送信で必要な情報を被災地に送るなどの対応や、新聞協会に協力を依頼し、被災地の地元ローカル紙を全国各地の避難者が住んでいる地域の図書館に寄贈するなどの動きを紹介されました。
司書の人事管理については、図書館の正規職員は3割であるという状況をお話され、「人」の部分が劣化しているという状況は非常に大きな問題であるというお考えを示されました。

 


シンポジウム
「ほん・ひと・ことばから図書館の未来を語る」

〈パネリスト〉
 金田一 秀穂 氏(杏林大学外国語学部教授)
 塩見 昇 氏(社団法人日本図書館協会理事長)
 阿刀田 高 氏(山梨県立図書館長)

〈コーディネーター〉
 国井 雅比古 氏(NHKエクゼクティブアナウンサー)

シンポジウムでは、図書館とかかわる読書、本、言葉、日本語等の幅広い分野について、パネリストの各立場から様々な意見が交わされました。

まず初めに、それぞれ図書館に関連した自己紹介をしていただきました。
金田一氏は、毎年講演を行っている金田一春彦記念図書館での体験から、図書館が地域のコミュニティ、繋がりの場として働いているとご自身が感じられたことをお話してくださいました。
塩見氏は、図書館を頻繁に使っている人と全く使わない人との、図書館像のイメージのギャップをいかに埋めていくかという事について考えていきたいとお話をされました。
また阿刀田氏は館長としての立場から、図書館にとって必要なのは、人・本・建物の順であり、一番大切なのはそこにいる人間が図書館をどう利用し活用しているかである、というご意見を述べられました。

次にコーディネーターの国井氏から、読書とは何かというテーマをいただきました。その中で阿刀田氏は、読書はすぐに役立つものではなく楽しむことが大事であり、読書の利点はそれが一人でできることと基本的に安いことであるというお考えを示されました。
また、人気図書の予約の待ち期間が長いことについて苦情もあるが、特定の人気のある本を複数冊購入してしまうと、図書館の資質に関わる本当に揃えるべき本が購入できなくなるという蔵書構成の重要性についてお話されました。
そしてコーディネーターから阿刀田氏が以前からお話されている読書保険についての質問を受け、阿刀田氏は読書は一種の保険であり、読書習慣を若いときに身に付ければ読書の楽しみという配当が必ずあるという説明をされました。その中で、子どもが日本語に関心を持つために必要なことについて、何よりも大切なことは親が楽しそうに読書をし、子どもと言葉で遊ぶことであるというご意見をいただきました。

阿刀田氏のお話から、塩見氏は資料を購入する予算はどの図書館でも年々減っており、購入したい本がなかなか買えないという状況を説明されました。
また読書論で「身銭を切らなければ身につかない」と言われている事についての反例として、本を図書館で借りて読む習慣のある子どもが、まだ読んでいない本を買う人がいることを不思議に思う、そういう世代が出てきたというお話をされました。その子どもは他の子どもたちより多くの本を購入していることから、本との出会いを作るのが図書館であり本を買う人を広げているのが図書館であるという考えを示されました。
県立図書館で児童コーナーが1階の良い場所あるというコーディネーターのお話から、日本の公共図書館の転換期が1970年代にあり、その頃から図書館で児童サービスを重視にする動きがあったことについてご説明いただきました。そして、子どもの楽しみの場として使う部分と、学生が静かに使う部分の空間を上手に区分し、今までと違う図書館像を意識的に求めていくことの重要性をお話しされました。

金田一氏は大学で教鞭をとられている視点から、学生は本は高いと考えているので購入しないという現状を説明され、高価な本や個人で購入できない本を読むときは図書館が必要だというご意見を示されました。その中で、本は絵の展覧会や音楽のコンサート等と比べると非常に安くオリジナルの言葉に触れることができるので、本の本物さに触れて本を好きになってほしいとお話されました。
また児童サービスの話題に関連して、ご自身の体験から本は物語だけでなく調べるための本という部分があり、読書には読み聞かせだけではなく色々な間口があるので、親はそのような本で子どもを誘導するのもひとつの手であるというご提案をされました。
また、言葉を磨くというテーマに関して、大切なのは語彙を増やすことではなく、自分が一番よく知っている言葉を使うことが一番美しい日本語なのではないかというお考えを示されました。

最後に今回のシンポジウムの総括として、これからの図書館の役割についてお一人ずつご意見をいただきました。
金田一氏は、図書館は言葉を持っている場所であるとお話をされ、それを次の世代に伝えていくことが重要であり、また図書館はそういう役割をしていくべきだというお考えを示されました。
次に塩見氏は、昔の図書館のイメージをどう変えていくかが大きな課題であるとお話をされました。そのために図書館は本のある交流が成り立つ場であることや、町の図書館は窓口から他県の図書館や国立国会図書館と繋がっていることを意識的に強調し、これからの図書館を広めてほしいというご意見をいただきました。
阿刀田氏は、最新の情報機関としての図書館は昔より相対的に力を失っているが、過去に対して向いている所に図書館の情報機関として力があるとお話をされました。そしてIT化の時代あればあるこそ人が介在した情報は重要であり、県立図書館も知的でよい雰囲気を与えられるような図書館でありたいと締めくくられました。

多数の熱心な参加者の中で、多岐にわたるご意見が交わされました。参加された皆様にとっても、図書館の今後のビジョンを考える上でとても参考になる貴重な場になったことと思います。

  

  

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「山梨県公共図書館協会地域資料研究部会『人物リスト』」について

去る11月に、山梨県立図書館ホームページ内の「山梨ポータル発見!やまなしナビ」にて、「人物資料リスト」を一般公開しました。
この「人物資料リスト」は、山梨県公共図書館協会会員のレファレンスの参考や情報交換を目的に、平成16年度から作成し活用してきたものです。今回、一般利用者にも直接公開することで、図書館が蓄積した地域人物に関する情報を広く発信し、より活用することを目指しました。
各館が作成した地域人物(明治以降活躍した人で、地域の出身者、または地域で活躍した人物や地域ゆかりの人物等)に関する情報を、人物名の五十音順に収録したデータ(PDFとExcel)で提供しています。
また、記述には、必ず典拠を明記するよう努めたほか、典拠等に掲載している資料は、図書館所蔵資料を中心として、一般に公開され、利用者がアクセス可能な資料・情報源としました。
2月に新規データを追加し、現在488名を収録しています。
今後も、地域に深く関わる人物のデータとしてご活用いただけるよう、定期的にデータ更新をおこなっていく予定です。ぜひ、地域資料のレファレンスツール等としてご活用ください。

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「平成24年度山梨県公共図書館協会第2回全体研修会」について

平成25年1月31日(木)、山梨県立図書館多目的ホールにて平成24年度山梨県公共図書館協会第2回全体研修会が地域資料研究部会第3回研究会と合同で開催され、86名の参加がありました。

今回は小和田哲男氏(静岡大学名誉教授)を講師にお招きし、「武田氏研究の今 -『甲陽軍艦』を見直す-」と題してお話しいただきました。小和田氏がNHK大河ドラマ「功名が辻」の時代考証や「歴史秘話ヒストリア」への出演で知られていることや、テーマが「武田氏」ということもあって、県内図書館職員の他、多くの歴史愛好家の参加があり、熱心に聴講されていました。講義のあとは、会場から多くの質疑があり、関心の高さが伺える研修会となりました。講義の概要は次のとおり。

  • 研究条件の飛躍的進展と近年の研究成果
    『山梨県史』の完結、『戦国遺文 武田氏編』の刊行、雑誌「武田氏研究」「山梨県史研究」「甲斐路」「戦国史研究」に発表される研究論文の増加など、ここ10年くらいに武田氏に関係する研究資料が充実し、それによって武田氏研究も多くの成果があがっている。
    近年注目される研究成果として、平山優著『戦国大名領国の基礎構造』(校倉書房1999年)、鴨川達夫著『武田信玄と勝頼』(岩波新書2007年)、笹本正治著『武田勝頼』(ミネルヴァ書房2011年)などが挙げられる。
  • 『甲陽軍艦』とは
     高坂弾正昌信の口述筆記を春日惣次郎、大蔵彦十郎が引き継いで執筆し、小幡景憲が編集したもの。甲州流軍学の聖典として江戸時代に出版され、武辺咄とし多くの人に読まれた。瑕瑾については書き残していない。記憶によって書かれたもので実録とは言えないが、荒唐無稽ではなく参考になる資料である。川中島合戦については、『甲陽軍艦』以外に詳しく書かれた資料はなく、また、末書については初の活字化であり武田氏研究の上で必読史料である。

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平成24年度 県内事情

県内市町村立図書館等の動き

新館建設に関する動きでは、2013年度中の新館完成をめざしている山梨市は9月に「新山梨市立図書館の概要(案)」を市民に提示し、意見を求めました。これによると、新館の延床面積は約2,000㎡、収蔵可能冊数は約21万冊となっています。また、北杜市むかわ図書館は、「北杜市甲斐駒センター」内に移転し、平成25年4月1日新館開館します。

都留市は、平成24年7月~平成25年1月まで市文化会館が耐震工事に入ることに伴い、会館内の図書館を休館としましたが、その間、都留市ふるさと会館に臨時図書室を開設し資料の閲覧などのサービスを行いました。平成25年3月1日から、リニューアルした図書館が開館しました。

「子どもの読書活動推進計画」については、平成23年度末に富士吉田市、甲州市が策定し、県内市町村の策定状況は40%を超えました。また、第2次子どもの読書活動推進計画は、平成23年度末に山梨県と南アルプス市が、4月には中央市が策定しています。

県立図書館が移転・開館準備のため5ヶ月間の休館にはいることから、甲府市立図書館では6月から学習用座席の増設を行うなど、来館者や利用の増加への対応が行われました。

県立図書館の動き

平成23年度末には建物が完成し、平成24年4月1日阿刀田高館長が就任しました。

6月11日~11月10日の5ヶ月間の休館中は、資料へのICタグの貼付作業、移転作業全般、ICタグを活用したさまざまなシステム運用、「新山梨県立図書館情報システム」の構築・導入・稼働準備が進められました。また、「子ども読書支援センター」の開設、障害者サービスの拡大、館内各施設で行われる図書館主催・共催イベント、市町村立図書館のブロック化による巡回搬送など、新事業の準備や体制の整備、蔵書点検、開館に向けての職員研修などが並行して行われました。

こうして迎えた11月11日の開館日、来館者は約5,000人にのぼり、開館後4ヶ月を迎えた現在では30万人を突破しています。

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平成24年度事業報告 事務局だより

総会・全体研修会


 5月31日(木) 甲斐市立竜王図書館 視聴覚室
 総会
 議題:平成23年度事業報告及び決算報告 平成24年度事業計画及び予算
 全体研修会
 講演「日本語・読書・図書館は三位一体なのだ」
  講師 阿刀田高(山梨県立図書館長)
参加者:154名

  

第27回山梨県図書館大会

 11月30日(金) 山梨県立図書館
 テーマ:「つかえる!図書館―子どもから大人まで、広げよう図書館の可能性―」
 情勢報告:講師 塩見昇氏(社団法人日本図書館協会理事長)
 シンポジウム:「ほん・ひと・ことばから図書館の未来を語る」
  〈パネリスト〉
   金田一秀穂氏(杏林大学教授)
   塩見昇氏(社団法人日本図書館協会理事長)
   阿刀田高氏(山梨県立図書館長)
  〈コーディネーター〉
   国井雅比古氏(NHKエグゼクティブアナウンサー)
 関連行事
 県内図書館関係展示
 図書館ツアー(2回開催)
 参加者:252名

第2回全体研修会


 1月31日(木) 山梨県立図書館多目的ホール
 講演「武田氏研究の今―『甲陽軍鑑』を見直す―」
   講師 小和田哲男氏(静岡大学名誉教授)
 参加者:86名(一般参加者42名を含む

地域資料研究部会


 第1回 6月13日(水) 山梨県立図書館
 第2回 12月12日(水) 山梨県立図書館
 第3回 1月31日(木) 山梨県立図書館(山梨県公共図書館協会第2回全体研修会と合同開催)

児童奉仕研究部会


 全体会  第1回 6月20日(水) 富士吉田市民会館
        第2回 3月7日(木) 山梨県立図書館
 A支部        6回
 B・C・D・E支部  5回

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