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山梨県公共図書館協会会報 第37号

-目次-

新しい時代の公共図書館
山梨県公共図書館協会会長 小尾 きよこ
令和元年度山梨県図書館大会報告
大会テーマ「新しい時代の図書館~知の歴史を求め未来へつなぐ~」
各部会の活動について
児童奉仕研究部会・地域資料研究部会・読書推進研究部会
令和元年度県内事情
令和元年度事業報告事務局だより

新しい時代の公共図書館

山梨県公共図書館協会会長 小尾 きよこ

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 「令和」最初の山梨県図書館大会のテーマは、「新しい時代の図書館~知の歴史を求め未来へつなぐ~」でした。図書館が、収集・整理・保存している資料や情報をどのように提供して、人々の「知力」を支えていくのか。知識・情報・技術をめぐる変化が急速に進展する中で、新しい時代・令和の「知の拠点」として、「文化の拠点」として、人々の生涯学習を支え、地域の活性化を図るために、図書館として、何をどのようにしていく必要があるのか。この本質的な問いの答えを見つけていくのは容易なことではありません。
 昨年公開された映画「ニューヨーク公共図書館」は、図書館が人種や宗教、性別、障害の有無を超えて、あらゆる人々の利用を歓迎する「民主主義の柱」であることを伝えています。私たちは、このことを今一度確認し、蓄積してきた知を市民が創る未来のために、ひもとき発展させ、繋げていく。人生100年時代を支える公共図書館として、開かれた「知の宝庫」にしていくことが重要であると思います。
 さて、今年度の県内図書館関係の話題では、まず、全国表彰のニュースのことが挙げられます。優れた子供の読書活動の取組に対する文部科学大臣表彰を受けたのは、山梨市立後屋敷小学校、笛吹市立石和東小学校、北杜市立須玉中学校、山梨市立図書館、甲州市立勝沼図書館を中心に活動している「まーの・あ・まーの」。第52回全国優良読書グループ表彰では、南部町立図書館を中心に活動している「ひよこの会」。また、令和2年1月25日には、市川三郷町立図書館が生涯学習センター「ifセンター」内に開館しました。要所に取り入れられた市川和紙や光幕天井とガラスブロックからのやさしい明かりが、心地よい空間を作り出し、人々を書物の世界へと誘ってくれています。
 県内の市町村立図書館では、乳幼児期のブックスタートや読み聞かせの充実、読書通帳や読書手帳の導入が進み、各地域の実態に即した一層の読書推進を図っています。「やまなしの読書活動」として各地域や学校での取組を連携させるとともに、探究活動や課題解決のためのレファレンス機能を充実させ、県民一人一人の生涯にわたる「知力」と地域社会を支えていきたいと思います。

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令和元年度第33回山梨県図書館大会報告

大会テーマ「新しい時代の図書館~知の歴史を求め未来へつなぐ~

大会概要

記念講演

第1分科会

第2分科会

※講師等の発言は、大会当日1回限りを前提とした発言内容を実行委員及び事務局が要約したものです。
  転載・2次利用は固くお断りいたします。

大会概要

 令和元年11月29日(金曜日)、第33回山梨県図書館大会が、山梨県公共図書館協会・山梨市・山梨市教育委員会の主催により、山梨市民会館を会場に開催されました。この大会は、図書館関係者だけでなく日頃から読書活動に携わっている人、また本や読書、図書館に関心がある人などが一堂に会して、読書や図書館について考えるもので、当日は200名の参加を得て、充実した研修会となりました。
 図書館として提供できる「知」を「学び」につなげることで、地域社会に生きる人々がつながる場としての図書館を目指し、本という「受け継がれる知」から歴史のメッセージを紐解くことで、人生に彩りを添える図書館として新時代を共に切り開いていきたいという思いから、「新しい時代の図書館~知の歴史を求め未来へつなぐ~」を今年度のテーマに掲げました。
 開会式では、全国優良読書グループとして選ばれた、南部町立図書館「ひよこの会」の活動が紹介され、山梨県公共図書館協会会長より表彰状と記念品の伝達がありました。その後、藤原緋沙子氏による「歴史時代小説で何を伝えたいか」と題した記念講演が、午後からは2つの分科会が行われました。


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記念講演 「歴史時代小説で何を伝えたいか

〈講師〉藤原 緋沙子氏(作家)

 講演の中で藤原先生は、創作の道に進むまでのこと、山梨との縁、小説を書くことや自身の作品についてなど多岐にわたってお話くださいました。
 その中で特に、歴史時代小説を通して「人情の大切さ」を伝えたいと話され、登場人物の出自や生業を作り上げ、人と人のつながりを描くことに腐心しているとお話くださいました。また、しっかりと自立した女性を描きたいと話され、時代の政治的背景、言葉遣いや物の値段などを調べて正確に描くことを心がけており、読者には実際に江戸の町を歩いているような感覚になってもらいたいと話されました。
 ご自身の作品についてもいくつか紹介され、そのうちの近著『龍の袖』については、坂本龍馬と千葉佐那、自由民権運動で山梨のために活動した小田切謙明のことを中心に描いた作品であり、膨大な資料から人物像を作り上げ、自身の視点で描き上げたと話されました。
 最後に、山梨に住み、山梨県の歴史やこの地に生きた人々のことで分かってきたことも多く、これからは更に「山梨」を題材とした作品を書き、全国に発信していきたいと思っていると結ばれました。


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第1分科会 講義・鼎談「超高齢社会における図書館サービス~協働と認知症支援~」

〈講師・鼎談〉呑海 沙織氏(筑波大学図書館情報メディア系教授)
〈鼎談〉森 彰司氏(山梨県作業療法士会認知症対策推進委員会委員長) 
〈鼎談・司会〉青池 恵津子氏(都留市立図書館館長)

〇講義
 2019年の認知症施策推進閣僚会議において「認知症の発生を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を送れる社会を目指し、認知症患者とその家族の視点を重視しながら共生と予防を推進していく」という趣旨の認知症施策推進大綱が発表された。ここには「認知症に関する情報を発信する場として図書館も積極的に活用する。認知症コーナーを設置する等の先進事例を普及する。」と図書館への言及もある。図書館で認知症関連の図書は分類が分かれるため分散配置されているので、コーナーとして一箇所にまとめるだけでも情報発信につながる。また、『長寿社会における生涯学習の在り方について~人生100年いくつになっても学ぶ幸せ「幸齢社会」~』では、公共図書館の「高齢者の学習拠点」「高齢者の生きがいの創出の場」という役割を読み取ることができる。高齢者サービスには、"高齢者へサービスする"だけでなく、"高齢者と共にサービスする"という考え方が重要である。
 超高齢社会における図書館の役割は、高齢者の社会参加の促進と認知症の社会的スティグマを解消することにある。認知症にやさしい図書館は「全ての人にやさしい図書館」と言うことができる。第一段階として、高齢者や認知症に対する図書館職員の理解が必要であり、マインドセットの転換が最も重要だ。高齢者をサービスの受け手としてのみ捉えるのではなく、サービスの担い手として考えることで、新しい図書館サービス・図書館の価値の創出ができる。

〇鼎談
森:多職種・家族・地域の人が協力する時代の中で、これからの認知症ケアは「しっかりとした理解のもとで、社会の一員として共に生き暮らしていくこと」を目指したい。認知症の人もそうでない人も暮らしやすい街づくりのために、全ての人が当事者意識を持ち、知ろうとすることが必要である。図書館は誰もが利用でき、集う場所であり、図書館の専門性が認知症支援に繋がる可能性がある。情報を必要とする人に必要な本を手渡すことや、認知症関連の図書を手に取った人と地域の相談窓口をマッチングできる可能性もあるので、様々な形でコラボレートしていければと考えている。

青池:図書館こそが認知症高齢者の最も重要な場所に成り得る可能性が見え、現場の図書館職員として非常に勇気づけられた。自分が勤務する図書館でも認知症と思われる高齢者への対応について不十分であったと感じる事例があり、呑海先生の「全ての人にやさしい図書館」という考え方を当時の私たちが知っていれば、対応の仕方も違ったのではないかと思った。その点についてアドバイスをいただきたい。

呑海:今後もこのような事例は増えていくことが考えられる。日頃から図書館内で想定し、行動指針を作成しておくことが必要である。私たち自身が正しい知識を持ち、伝えていくという点で、図書館は非常に重要な存在であり、またそういう場所であってほしい。

森:来館する高齢者に何か異変を感じたら、福祉関係の機関に連絡する等、地域の見守りの目になってほしい。

青池:私たち図書館職員も、図書館こそ超高齢社会において重要な施設であり、認知症や共生社会を考える情報発信の場であると改めて捉え直し、それらのサービスに必要な予算や人員を行政に求めていく、そのようにして図書館は更に飛躍できるのではないか。本日の会ではそれが確認できたと思う。


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第2分科会 講義・ワークショップ「生涯学習の種まきを~探求心で人は成長する~」

〈講師〉村山 正子氏(東京学芸大学非常勤講師)

 学校図書館では読書センター・学習センター・情報センターの機能が求められる。授業で探究学習などを行う場合は、学習センター・情報センターとしての活用を意識したい。また、学校司書は情報を扱う専門家、司書教諭はその情報活用指導の専門家であり、司書教諭・学校司書・授業者の三者の連携が大切である。
 探究学習の流れの各段階を、私はよく「テーマ決め」「調べる」「考える」「まとめる・発表」という言葉で説明している。「テーマ決め」の段階では、本当に子どもたちが知りたいことを学習テーマに設定できることが主体的な学習につながる。「調べる」段階では、多様な情報メディアを使うことが求められている。学校図書館ではデジタル・アナログの使い分けや、学習者の発達段階との関係を意識した指導が必要である。「考える」段階では、すぐにまとめに入りたがる子どもたちをいったん立ち止まらせ、集めた情報を俯瞰し、まとめの構成を考えさせる活動が必要である。それをしないと調べたことをただ羅列しただけということにもなりかねない。「まとめる・発表」段階では、感想交換など相互評価をし、自分の作品や発表を客観的に振り返らせることが、次の学習につながっていく。
 大人になってから、「社会人として主体的にものを考えていくことのできる人間」を作ることを目標にしたい。

 最後に、学校図書館活用の事例紹介があった。また、ワークショップではそれぞれのグループで、一つの学習テーマについて図書資料だけでなくWebサイトなどデジタル情報も含めてどのようなものが使えるかを、発達段階も考慮して考えた。




各部会の活動について

児童奉仕研究部会

 児童奉仕研究部会は、子どもの読書環境の充実とその普及を図ることを目的として活動しており、地域ごとの5ブロックに分かれて図書館の児童奉仕に関わる研究を行っています。
 今年度、Aブロックでは「ブックトーク資料研究、児童文学のリスト作成、ミニブックトークの作成、児童向け図書館イベント企画」について研究を進めました。B~Eブロックでは、担当ブロックごとに会場準備など会の運営を行い、おはなし会の内容やおはなし会等で使える簡単な工作を紹介しました。同時に、Bブロック「紙芝居のリスト作成・幼児向けの工作」、Cブロック「おはなし会で使えるアイテムを作ろう」、Dブロック「ミニ展示の実践と発表の研究」、Eブロック「おはなし会の中の紙芝居」と、ブロックごとでそれぞれの研究を進めました。そして、一年間の研究成果を最後の全体会で発表し、この報告会をもって令和元年度の児童奉仕研究部会活動は終了しました。また、今年度の統一研究として「朝読おすすめ読み聞かせ本」を会員全員が2冊ずつ紹介し、リストを作成しました。このリストには、おすすめポイント・対象年齢・所要時間など細かい情報も記載され、職員が来館者に紹介できる心強い資料になったと思っています。
 今年度の学習会においては「子どもの想像力を育てよう!~腹話術の楽しみ・パペットの動かし方~」と題して、日本腹話術協会会長の池田武志氏を講師にお迎えし、パペットの動かし方や楽しみ方、おはなし会に役立つお話をしていただきました。パペットに添えた左手に愛情を感じ、本当に人形が生きているかのような語りかけに、ワクワクした素敵な時間を過ごすことができました。
 児童奉仕研究部会は、県内図書館の児童奉仕担当が一堂に会し、日頃の活動について情報交換をする貴重な場となっています。この活動が職員の意識を高め、一人でも多くの子どもたちに図書館が素敵な場所であると伝えられるようになることを願っています。

地域資料研究部会

 地域資料研究部会は、山梨県にかかわる地域資料の取り扱い方などに関する研究協議を行い、その成果を公表することによって、地域資料の保存、利用提供等、図書館サービスの質的向上に資することを活動の目的としています。
 今年度は2回の研究会を開催しました。第1回は令和元年7月3日(金曜日)に、韮崎市立大村記念図書館と韮崎市ふるさと偉人資料館において行いました。図書館の日向智恵業務副責任者と韮崎ふるさと偉人研究会の清水一会長から説明を受けた後、韮崎ふるさと偉人資料館の展示「貿易のパイオニア・水上達三」と図書館を見学しました。韮崎出身の実業家である水上達三は旧三井物産に入社しましたが、戦後の財閥解体を受け、第一物産を創業し、日本の代表的貿易会社に成長させ、総合商社三井物産を築いていきました。また、公害防止や緑化活動にも尽力していたことも学ぶことができました。韮崎市立大村記念図書館では、地域に関わりのある資料を工夫して収集・提供している様子や運営についても知ることができました。


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 第2回は同年12月18日(水曜日)に、甲州市立勝沼図書館において、株式会社くらむぼんワインの野沢たかひこ代表取締役社長から「地域資料から勝沼の歴史と未来を考える」というテーマで、勝沼におけるワイン製造の歴史と、高い評価を得ている甲州ワインの将来的な課題について講義を受けました。また、勝沼図書館の古屋美智留主査からは勝沼図書館のぶどう・ワイン関係コレクションと展示、デジタルデータ、セミナー、イベント等、地域の特性を生かした活動を展開していることと、これらの活動が評価されてライブラリー・オブ・ザ・イヤー2018大賞・オーディエンス賞を受賞されたことについてお話いただきました。
 研究会のまとめとして行ったアンケートでは「地元だからできる展示や連携が勉強になった」「図書館の特色を活かした取り組みが業務の参考になった」などの感想と、今後の部会活動について貴重なご意見をいただくことができました。今後もこうした講義、事例発表、施設見学、地域資料に関する情報交換等の活動を行っていきたいと考えています。


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読書推進研究部会

 読書推進研究部会は、読書推進に必要な調査及び研究を行い、学校図書館及び読書や書籍に関係する諸団体と協力・連携し、県全体の読書活動の充実と推進を図ることを目的に、平成25年度設置されました。
 主な活動としては、これまでの山梨県読書推進運動協議会の業務を引き継いだ「こどもの読書週間」「読書週間」の行事報告や「敬老の日におすすめする本」「若い人たちにおすすめする本」の推薦、優良読書グループ推薦等を行っています。また、公益社団法人読書推進運動協議会からの機関誌「読書推進運動」、ポスター、ちらしの配布も行っています。

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令和元年度県内事情

市町村立図書館の動き

  • 市川三郷町立図書館は、新館開館に向け2017年10月末に閉館した。休館中には役場本庁舎内に臨時図書コーナーを開設し、新着本やCD、DVDの一部貸出を行うなどの対応を経て、2020年1月25日に新館開館した。新図書館は、市川三郷町生涯学習センターの1階部分に位置し、延べ床面積は旧館の約4.5倍となり、最大12万冊を収容できる。開館に伴いICタグを導入し、自動貸出機を設置した。閲覧席は約70席あり、読み聞かせのための「りんどうちゃんのへや」も設けた。

  • 富士吉田市では、図書館を知ってもらうきっかけにしたいと、男性を対象にしたヨガ教室「おじヨガ」や図書館に宿泊し読書を楽しむ「BOOKHOTEL-親子で図書館に泊まろう!」等さまざまなイベント開催の取り組みを始めた。

  • 読書通帳(機械印字)導入の動きは
    2019年10月:富士吉田市立図書館サービス開始
    2020年2月:都留市立図書館サービス開始
    2020年3月:忍野村立おしの図書館サービス開始予定である。
    また、市川三郷町立図書館が新館開館に合わせて読書手帳を発行するなど、県内の市町村立図書館で記入式読書通帳の提供も進んでいる。

  • 都留市では2月、市内の小学4年生を対象に「サードブック」の取り組みを始めた。小学校中学年は長文の物語なども読めるようになり、「本格的な読書に目覚める時期」であることから、図書館の利用を促し読書習慣の定着を図るために、「サードブック」事業の導入を決めた。児童には「読書の記録通帳」を入れるクリアファイルの他、通帳と図書館利用カードを発行するために必要な申込書等を合わせて配布した。

  • 多くの市町村立図書館では、2月から3月にかけて新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、イベントを中止し、臨時休館とした。

県立図書館の動き

  • 金田一館長企画事業として、7月には中島京子氏、11月はなかにし礼氏、2月には羽田圭介氏を招いた講演会と金田一館長とのトークショーを開催した。

  • 当館司書のブックトークとゲストの選んだ本の紹介で読書を楽しむ「かいぶらり本の玉手箱」が始まり、初回の9月20日と第2回の12月10日は県立文化施設の学芸員をゲストに迎えて開催した。

  • やまなし読書活動促進事業の一環として、大切な人に贈りたい本の書名や贈りたい理由などを書いて応募する「贈りたい本大賞」の募集を、今年度も6月から9月にかけて行った。第6回目を迎えた今回は6,018点の応募があり、その中から大賞5点を決定した。11月12日から12月1日までの期間中、受賞作品の展示を行い、11月24日には表彰式を開催した。

  • 普段は手に取らない本にも触れてほしいという思いから、職員の有志が「本の福袋&ジッポのおみくじ」を企画し、福袋100袋、おみくじ500本を作成して1月4日、5日の2日間、来館者に提供した。

  • 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月21日より主催イベントを中止した。2月28日からは閲覧エリアを休館し、休館期間中は閲覧エリア外に臨時カウンターを設置して問い合わせ等に応じた。

その他の動き

  • 北杜市白州町に5月、私設図書館「懐古の蔵 橋場」がオープンした。自宅の蔵を改装した図書館で、子どもが集い、大人も気軽に立ち寄れる場になることを願って開設された。1階には大人向けの文芸書など約1,000冊、2階には子ども向けの児童書や絵本など約2,000冊を揃えている。

  • 鳥取県米子市に拠点のあるNPO法人・本の学校がやまなし読書活動促進事業実行委員会と共催で、「本の学校 春講座2019in山梨」と題し、山梨県内で初めての講座を県立図書館で開いた。講座の一部として「図書館と書店が支える山梨の読書」と題した公開フォーラムを開催し、金田一館長を交えたパネルディスカッションが行われた。

  • やまなし読書活動促進事業実行委員会が、10月、第13回高橋松之助記念「文字・活字文化推進大賞」を受賞した。県内からの同賞の受賞は初となる。

  • NPO法人「地域資料デジタル化研究会」が、閉校した旧高根清里小学校の校舎を大学教授や起業家の蔵書を集めた民間図書館「八ヶ岳コモンズ」に改装する計画を進めている。普通教室の一部を「名士の図書館」として、文化的価値のある個人的な蔵書の散逸を防ぐため収集、展示していく計画。あわせて開拓の歴史や清里が賑わった1980年代頃の資料を展示する「八ヶ岳清里資料館」も整備する予定。

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令和元年度事業報告事務局だより

総会

開催日:5月29日(水曜日)
場所:山梨県立図書館イベントスペース西面
議題:平成30年度事業報告及び決算報告・令和元年度事業計画及び予算
参加者:46名

第1回全体研修会

開催日:5月29日(水曜日)
場所:山梨県立図書館イベントスペース西面
内容:講演「公立図書館の存在意義とそれを支える司書の専門性とは?」
講師:平野 英俊氏(元日本大学理学部教授)
参加者:50名 ※第1回図書館職員専門研修と合同開催

令和元年度第33回山梨県図書館大会

開催日:11月29日(金曜日)
場 所:山梨市民会館
テーマ:新しい時代の図書館~知の歴史を求め未来へつなぐ~
内 容:

  • 記念講演「歴史時代小説で何を伝えたいか」
    講師:藤原 緋沙子氏(作家)

  • 第1分科会 講義・鼎談「超高齢社会における図書館サービス~協働と認知症支援~」
    講師・鼎談:呑海 沙織氏(筑波大学図書館情報メディア系教授)
    鼎談:森 彰司氏(山梨県作業療法士会認知症対策推進委員会委員長)
    鼎談・司会:青池 恵津子氏(都留市立図書館館長)

  • 第2分科会 講義・ワークショップ「生涯学習の種まきを~探究心で人は成長する~」
    講師:村山 正子氏(東京学芸大学非常勤講師)

参加者:200名

児童奉仕研究部会

  • 全体会
    第1回:6月20日(木曜日)山梨市民会館401会議室
    第2回:2月20日(木曜日)笛吹市スコレーセンター視聴覚室
    A支部 5回
    B・C・D・E支部 5回

地域資料研究部会

第1回:7月3日(水曜日)

  • 総会
  • 山梨マークの作成について
  • 研修会
    韮崎市立大村記念図書館見学
    韮崎ふるさと偉人資料館企画展「水上達三」講義・見学

第2回:12月18日(水曜日)

  • 研修会
    講義「地域資料から勝沼の歴史と未来を考える」
    講師:野沢 たかひこ氏(株式会社くらむぼんワイン代表取締役社長)
    研修「勝沼図書館のコレクションとライブラリー・オブ・ザ・イヤー2018受賞について」
    ・甲州市立勝沼図書館見学

刊行物

「山梨県の図書館2019-山梨県図書館白書-」
「こどもにすすめたい本2020」

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