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山梨県公共図書館協会会報 第35号

-目次-

 第三の場としての公共図書館
 山梨県公共図書館協会   会長   羽田 孝行
 平成29年度山梨県図書館大会報告
 大会テーマ「いま図書館にできること-未来に向けて」
 各部会の活動について 
 児童奉仕研究部会、地域資料研究部会、読書推進研究部会
 平成29年度 県内事情
 平成29年度事業報告 事務局だより


第三の場としての公共図書館

山梨県公共図書館協会   会長   羽田 孝行

   図書館とはどんな場所でしょうか。改めて問われて、私自身うまく答えを出すことができていないといったところが実際です。
   そんなことを思いながら、東京都立中央図書館で行われた会議に参加しましたところ、資料の中に書かれてあった「関東・甲信越静地区図書館地区別研修会」の基調講演のテーマに目がとまりました。そのテーマは、「公共図書館は第三の場たりうるか」でした。
   「第三の場」とは聞き慣れない言葉ですが、「堅苦しくなく、居心地の良い、公共的な集まりの場」を指す言葉だということです。図書館が第三の場となることによって、社会関係資本が創出され、貧困や格差の是正に寄与できる可能性があるというのが、講演の主旨でした。この研修会の、他の講座でも、「市民」「高齢者」「多文化」等の言葉がキーワードとして用いられ、地域の方々との関わりのなかで公立図書館がどのような働きをなすべきか、すなわち、第三の場としての公立図書館はどうあるべきかを考える講座が多くを占めていました。
   最近は、複合施設の中の公立図書館が増えております。実際、山梨県でも、図書館がリニューアルした場合には、ほとんどが複合施設の中に設置されています。このような動きと、第三の場としての図書館が求められている流れとは、軌を一にしたものではないでしょうか。
   もちろんすでに、県内の公共図書館では、本の貸借にとどまらず、多くの企画が実施され、地域の方々との連携をさまざま模索しています。芸術作品の展示、音楽の発表、朗読などの情報発信があり、地域の話し合い、読書会、句会などといった人々の交流があり、このほか、図書館で婚活といったイベントなどもあります。
   ご承知のとおり、山梨県は、人口100万人当たりの図書館数が約63館。全国平均の2.5倍の数になり、全国1位となっていますが、今後は、図書館数だけではなく、「第三の場としての図書館づくり」というソフト面でも、全国トップクラスの評価を得たいと念じています。
   みなさまご協力下さい。

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平成29年度第31回山梨県図書館大会報告

大会テーマ「いま図書館にできること-未来に向けて

大会概要

記念講演

第1分科会

第2分科会

※講師等の発言は、大会当日1回限りを前提とした発言内容を実行委員及び事務局が要約したものです。
  転載・2次利用は固くお断りいたします。

 

大会概要

   平成29年11月30日(木)、第31回山梨県図書館大会が、山梨県公共図書館協会・昭和町・韮崎市・昭和町教育委員会・韮崎市教育委員会の主催により、昭和町総合会館と昭和町中央公民館を会場に開催されました。この大会は、図書館関係者だけでなく日頃から読書活動に携わっている人、また本や読書、図書館に関心がある人などが一堂に会して、読書や図書館について考えるもので、当日は219名の参加を得て、充実した研修会となりました。
   図書館は、本を読む、調べる、借りるという従来の利用のみならず、人が集い、交流し、創造する場になってきています。いま図書館に求められること、できることは何なのか、そしてこれからの図書館について考えるべく、「いま図書館にできること―未来に向けて」を今年度のテーマに掲げました。
   開会式では、全国優良読書グループとして選ばれた、忍野村立おしの図書館ボランティア「どんぐりとこりすの会」の活動が紹介され、山梨県公共図書館協会会長より表彰状と記念品の伝達がありました。その後の記念講演では、アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役の岡本真氏にお話いただきました。また、午後には2つの分科会が行われました。


記念講演 「『知』を育み生かす社会に向けて-私の図書館体験等から」

〈講師〉アカデミック・リソース・ガイド株式会社   代表取締役   岡本 真 氏   

   私が経営するアカデミック・リソース・ガイドは、図書館などの文化施設を整備し、実際に作り、その運営を支援する、わかりやすく言えば図書館づくりのコンサルタントである。全国に現在進行中のプロジェクトを多数抱え、私を含めスタッフはいつも全国を飛び回っている。良い図書館を作る上で欠かせないのはたくさんのものを見ることだ。そのため、とにかくたくさん現場に行くことを大切にしている。図書館はその町ごとに全く違うので、様々なケースを見て自分達の血や肉にしていこうと考え、仕事をしている。
   私はヤフーで10年間、主にインターネットサービスをプロデュースする仕事をしており、「Yahoo!知恵袋」などを作った。こういったサービスを作る時には、きちんと考えて作ることが成功に繋がると信じている。「Yahoo!知恵袋」を企画した際も、アカデミックな研究に則り、どうしたら人がより質問しやすくなるか、したくなるかということを徹底的に考えた。その結果、ヤフーを代表するサービスの一つになった。日常にありふれた存在となっている商品のほとんどは、膨大な研究の積み重ねがあって成功しているということを、この経験を通して痛感した。それは今の会社にも受け継がれ、まず徹底した調査を行い、どういう仕掛けや仕組みが必要かを考えてデザインし、世の中に生み出していこうと考えている。
   どうして私がそういうことを大事にするようになったかというと、私を育んだ図書館環境が大きく関係している。私は神奈川県立金沢文庫のある横浜市金沢区で生まれ育った。小学生の頃、金沢文庫に隣接したお寺の池で毎日のようにザリガニを釣って遊んでいた。すると、時々金沢文庫の学芸員が私たちを招き入れてくれ、保存されている資料や文書について解説してくれた。自然の中で遊び、時に文化的なものに触れるという、今思えばとても豊かな環境であった。
   おそらく私が小学校1年生のころ、ようやく金沢区に図書館が設置された。公民館と体育館を併せもったような施設だったので、そちらで遊ぶついでに図書館に寄り、推理小説などをよく読んだ。本を借りるだけのごく普通の利用者であったが、転機は高校時代に訪れた。当時自分で作っていた雑誌に、1981年に近所で起きた米軍タンク爆発事故についての記事を載せようと思い立った。学校図書館の先生から地元の図書館に行くよう教えられ、そこで司書に相談し、資料を見せてもらい、それをまとめて学園祭などで発表した。するとそれが評判になり、取材を受け、注目を浴びた。調べることの面白さと、それが社会的に高く評価されたことは衝撃的だった。
   その後国際基督教大学(ICU)に入学し、その図書館にも衝撃を受けた。「図書館は大学の心臓である」という考え方のもと、キャンパスの中心地に教会とともに並び立ち、極めて専門的な司書がいた。ICUの授業は読解を非常に重視する。図書館は授業と連動しているため貸出冊数に上限がなく、学生は調査研究としての読書ができる。公共図書館で貸出冊数に上限を設けている図書館は多いが、それでは図書館は「楽しい読書の場」という環境を越えられないだろう。
   さらに大学時代、内田義彦氏の名著『読書と社会科学』と出会った。科学的に、調査研究のための読書の必要性を強く訴える内容である。それまでの私にとって、読書というのは文芸・文学を味わうものだった。しかし、調査や研究のためにテキストをきちんと読解するということ、科学的な思考力を身に付けるためにテキストを読み込むということの意味がようやくわかった。楽しむためだけでなく、学ぶための読書があることに気付いた。
   社会的受け皿として図書館があり、学ぶことの楽しさ、調べることの楽しさを教えてくれたその当時の司書がいたから、今の私がある。それが図書館の大きな役割だろう。そういう体験があるので、私は自分自身の知見を社会に還元するために、かつて私を救ってくれた図書館と同じような機能・働きをしてくれる図書館、そしてそこで働く人々を生み出していきたいと思う。
   とはいえ、ただ図書館を作ればいいというわけではない。読書によってその人が自ら知識を生み出すこと、あるいは図書館が新しい知識を生み出すことができなければ、図書館の存在価値はかなり薄らぐ。新しい知識を創造するために、図書館にはもっとできることがある。例えば、私が今注目しているのはウィキペディアタウンという、その地域に関する様々なウィキペディアの記述を、町を歩き、図書館にある地域資料を活用して、より良いものにしようという取り組みである。また、大阪市立図書館のデジタルアーカイブがオープンデータ形式になった。これは許諾申請なく、商用も含めて誰もが自由に利用できるということだ。これこそ、図書館が蓄積した知識を社会に還元させ新しい知識や製品が生まれるという、知識を利活用することに非常に適した取り組みだ。利用されなければデジタルアーカイブに価値はないので、利活用を図るには完全に自由化した方がいい。自治体によって温度差があるので、図書館が先進的に取り組むと非常にインパクトがある。
   これらのような取り組みをする上で必ずネックになるのは財政である。ある程度資金を自己調達することも必要になってくるだろう。私どもが支援した例でいえば、鹿児島県指宿市で移動図書館車を復活させるため、指定管理者がクラウドファンディングで資金調達を行い、目標700万に対して1200万近く集まった。来年には、指宿市内だけでなく求めがあれば読書困難地域に出かけ、本と出会う機会を作る事業を展開していく。しかし、公共図書館において最も大切な資金調達は予算を取ることである。きちんと説明をして理解を得て予算化する、そういった取り組みをしながら合わせて自己資金を獲得していくと役所の見方も変わり、市民もその志に賛同してくれるだろう。
   交流と知識を創造する図書館というのがこれからの図書館のあり方だと思う。最近よく、にぎわいや町づくりに貢献する、つながりを作る、コミュニティの核となるような図書館が大事だと言われるが、ここは慎重であるべきだ。私は、図書館は比喩的な意味で2階建てであるべきだと常々述べている。1階である土台部分は情報や知識にアクセスできる環境を整えること、即ち図書や雑誌、オンラインデータベース、インターネットなど、人が知りたいことに徹底的に近い環境づくりである。媒体としての本が持つ、人と人を結び合わせる力は極めて大きい。土台が広がりをもった裾野であればあるほど、2階であるにぎわいやつながりの可能性は高まる。このバランスの保ち方が大事である。
   図書館には収集・整理・提供・保存という4つの大きな役割がある。もちろんこれは大事だが、本来図書館は知る権利を保障するためにある。そこで必要になるのは、知る楽しみを感じさせること、そのためには訪れた人が知識の創造機会に立ち会うきっかけを作ること、そして知識を創造するには交流する、発信するということが欠かせない。図書館がもっている本来的役割や意義をもう少し拡張して考えてほしい。


第1分科会 シンポジウム「本をとりまく現在と未来」

 〈パネリスト〉青池 恵津子 氏(都留市立図書館館長)
                  成瀬 雅人 氏((株)原書房代表取締役社長)
                  廣瀬 敏夫 氏(甲府市立富竹中学校教頭)
                  宮川 大輔 氏((有)宮川春光堂本店専務取締役)
〈助言者〉岡本 真 氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)
コーディネーター〉千野 国弘 氏 (山梨県立図書館司書幹)


千野:まずはそれぞれの立場から、現状をお話しいただきたい。
 

成瀬:この四半世紀の書籍と雑誌の販売金額は、1996~97年をピークにほぼ落ち続け、特に雑誌の落ち込みが激しい。書店の数が減り、卸である取次店が相次いで破綻した。公共図書館の貸出冊数は増え続け、2010年に書籍の販売冊数を上回った。問題は販売冊数と貸出冊数の合計が2012年から落ち始めていることで、どう食い止め、伸ばしていくかが共通のテーマだ。
   出版社にとって図書館は大変重要な存在である。図書館がなければ出版できない本は多く、高額であればあるほど図書館に買い支えられている。図書館で見たり借りたりした本を、欲しくなって書店で買うという流れを夢想している。読者を育てることも図書館の大切な役割だ。子どもに読書の習慣をつけ、今まで本を読んでいない人が本に接するきっかけの場として、図書館以上の場所はない。しかし、やはり書店で本が売れなければ出版界は成り立たない。図書館と書店が共存することが、長い将来に渡って読書環境を守り育てるために大切なことだ。 

宮川:山梨県内の書店の数も右肩下がりだ。一軒も書店がない市町村が増えている。図書館と書店の機能の違いを考えてみると、書店には高額な本は置けないし、アーカイブが揃わない。しかし税金を使って図書館に入れるべきでないような本も、生活する上では必要である。図書館にできること、書店にできること、お互いがうまく連携できるポイントがあるのではないか。利用者に資するところを見つけたい。 

青池:都留市立図書館は複合施設「都留市まちづくり交流センター」にある。館内には、都留市が重点的に取り組んでいる地方創生、地域再生の施策を紹介するコーナーを設け、人々にとって一番敷居の低い公共施設である図書館でこそ、市の施策について理解を深めてもらおうと考えている。また、季節ごとに図書を入れ替える資料紹介展示のほか、利用者の絵画や文芸作品、写真等を展示する「市民の作品展示」という試みで創作活動や生涯学習の成果発表の場を提供している。展示を工夫し来館者と積極的に対話をし、利用の定着に努めているが、貸出冊数、入館者数は現状維持なので、何もしなければもっと減るだろう。
 本大会が提起する「いま図書館に何が求められているか」「何ができるか」という問いかけに対しては、読書推進を軸に生涯学習を促進し、人々の交流の場であるよう今後も努めていきたいと答えたい。なお、図書館をより豊かな場所にしていくために、当館では、直接本を使った読書推進の取り組みが不足しており、その克服が課題だ。

廣瀬:書店・図書館の利用者として、また学校図書館に関わるものとしてお話する。本が好きで、職員室だよりや日報等で本の一節を紹介したりしている。日曜の朝は新聞の書評欄をチェックし、興味を持った本はインターネットで近隣の図書館や書店の所蔵を検索する。目的がなくても図書館に行くと、予想外の本との出会いがある。司書の英知やタイムリーな情報が集約された展示コーナーも魅力的だ。本を借りるだけでなく、図書館でいろいろなつながりができるとおもしろい。書店に行くのも好きだが、書店員と本について会話ができるともっといい。
   学校図書館について。本校でも朝読書を行っているが、それ以外でどれだけ読んでくれるかが課題だ。経済的な問題で本が買えない子もいる中で学校図書館は重要である。読書センター・学習センター・情報センターという3つの機能が強調されているが、根本は良い本に出会い、人生を豊かにするきっかけが学校でできるといい。公立図書館から今も資料や情報の支援はいただいているが、書店や出版社からも授業するにあたっての知恵が得られればありがたい。 

千野:岡本さんから新しい図書館の動きや役割をご紹介いただきたい。 

岡本:成瀬さんの話は非常に印象的だ。環境適応できない出版社は市場で淘汰されていくだろう。その場合、存在しない出版社の本を持っている図書館の価値は高まる。残すべき価値があるものをきちんとアーカイブとして買い整えていくことが大事である。
   図書館が扱っている資料費は税金である。公金でどこから何を買うべきか、もう少し考えたほうがいい。子どもたちに受け継ぐべき財産といえる本を、地域の書店で買うことで地域経済に貢献できる。地域の経済活動に図書館が関わっているということも考えないともったいない。 

成瀬:私ども原書房は、後世に残すべき本を丁寧に作っているつもりだ。先日話題になった全国図書館大会での文藝春秋社長の発言は、文庫を置くか置かないか、何冊置くかということは、公共図書館がどういう本を揃えるかということを考え直すきっかけにしてほしい、後世に残すべき本をちゃんと選び、それを蓄積してレファレンスで届けるべき読者に届けて欲しいという思いを、ちょっと極端な事例で投げかけたということだ。 

宮川:書店の立場からすると、現実的にネット書店の利便性に敵うわけがないと思うこともある。しかし、どうして今日呼ばれたのか考えると、小さい書店ながら、厳しい状況ながらも、どういう風にこの状況を脱却しようとしているのかというところが、図書館にとっても何かヒントになるのではないか。逆に図書館から学ぶこともあり、歯科医院など様々な空間に合わせて本棚を作らせてもらい、収益化している。 

青池:都留市立図書館は文庫を積極的には提供していないが、文庫しかないライトノベルなどは、利用が薄い中高生への呼び水としてリクエストに応えている。文庫に限らず、図書館が何を買うか考え直してほしいという指摘を受け止め、これからも考えていく。 

広瀬:図書館の立場で何を買うかとは何を地域に提供するか、つまりその地域の文化をどのように作っていくかという視点だと思う。「残すべき本」が形になり、書店や図書館を通して利用者にちゃんと届くように、その地域の文化の核としての図書館あるいは書店であってほしい。 

千野:宮川さんから、やまなし読書活動促進事業についてご紹介いただきたい。 

宮川:県内書店と山梨県立図書館、山梨県社会教育課が一緒になり、2014年に始まった事業である。「贈りたい本大賞」は、本を買って届ける活動として募集している。年々レベルが上がり、前向きに取り組んでくれる学校は何百と応募してくれる。図書館と書店を巡るスタンプラリーも行なっている。「ワインと本と作者と」は、図書館等での講演後に作家と同じテーブルを囲んでワインを飲みながら語らい、地域の地場産業を作家に広めてもらい、また参加者にも地域産業をもう一度思い出してもらおうという事業である。
   今まで書店と図書館が一緒に取り組む環境がなかったと思うが、読書活動という共通項のもと同じ事業に取り組む土壌ができてきた。県と一緒に取り組むことによって地域の小さな書店も活気づき、図書館と連携が取れるようになった。 

成瀬:実行委員会のメンバーには私を含めて東京の出版社の人間が数名おり、2ヶ月に1回ほど来県している。交通費も日当も出ないが、それでも応援したいのは、図書館と書店が本当の意味で協力して継続的に行っている活動は珍しいからだ。
   今回スタンプラリーをやってみてわかったことは、日ごろ図書館しか行かない人が書店に行き、または地元の書店でいつも本を買う人が、少し離れた別の書店に行く。書店はそれぞれ棚に個性があるので、新たな本と出会う可能性が広がるだろう。また、新たな作家と出会いがあっても書店で過去の本を手に入れるのは難しい。そんな時は図書館に行けば、おそらくその作家のバックナンバーはかなり前のものまで揃っているだろう。全国で注目されているので、ぜひ山梨で成功させて同じような事例が全国に広がるように願っている。 

青池:全国的に注目されているということで、ぜひ成功させたい。その中でも「贈りたい本大賞」はとてもいい。本を選ぶときは図書館でいろいろな本を借りて読み、その中からお気に入りの本を見つけて地元の書店で買ってほしい。そして本を贈る文化が山梨の読書文化として根付くことを願っている。 

千野:事前に頂いた質問から、資料の選定で要求論と価値論についてどう思うか、岡本さんから最後にまとめとしてお話してほしい。 

岡本:要求論と価値論については中庸をとるしかないと思う。昨今の経済格差問題を考えると参考書を買えない家庭があり、子どもの学習権の保障につながる部分は見直す必要がある。
   宮川さんのお話について、重要なのは地域経済のエコシステムを作ることに住民が本気になるかどうかだ。図書館も地域経済の担い手だという意識は強く持ってほしい。図書館に書店の注文カードを置き、リクエストが殺到した時はそれを出せばいい。そういう選択肢があることを提示するのもレファレンスの一つだ。やまなし読書活動促進事業については私も注目している。山梨の特徴は各プレイヤーが一体化して動いていることだ。しかし、こういった活動は文芸に偏らないようにしてほしい。科学的な本の読み方をして知識を活用できるように、人を育てなくてはいけない。
   最後に「本と温泉」という取り組みを紹介する。兵庫県の城崎温泉で、作家を呼んで城崎をテーマに本を書いてもらい城崎のみで販売するというもので、これは山梨でもできるだろう。有名な作家を呼ぶのもいいし、子どもたちに作家体験をさせ、それを出版して県内の図書館で所蔵すれば、それこそ歴史的に残していくべき本になるだろう。


第2分科会 対談「未来をつくる子どもと本をむすぶために

〈活動報告〉読書ボランティア   馬場 由美 氏(おはなしのへやもも代表)
                学校図書館          野田 恭子 氏(昭和町立西条小学校司書)
                公共図書館          内藤 京子 氏(甲斐市立竜王図書館司書)
                県立図書館          笠井 ミキ子 氏(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当副主幹)
〈講師〉浅川 玲子 氏(NPO法人山梨子ども図書館顧問)
          上田 弥生 氏(南アルプス市立図書館前館長)


第1部 子どもの読書にかかわる活動報告

1. 読書ボランティア 馬場 由美 氏(おはなしのへやもも代表)
  

「おはなしのへやもも」は、2001年に笛吹市で結成した図書館ボランティアである。今日は図書館外での活動を2つ紹介する。
 一つ目は、野外で自然観察をしながらおはなし会をする「おおぞらの下のおはなし会」である。目の前で、本で見たものと同じ体験ができる。観察会の中で科学の絵本を利用し、観察後にはたくさんの関連本を自由に見てもらうことで、嗅覚・触覚・聴覚・味覚といった本では経験できないところは「観察」し、別の季節や地面の下などの見られないところを「本で見る」といった、観察と読み聞かせの相互補完作用がある。もう一つの大事な活動は小学校での読み聞かせである。ただ読み聞かせをするだけでなく、色々な事情があって図書館に連れて行ってもらえない子どもたちのために、公共図書館から私たちが借りた本を持っていき、読み聞かせや紹介をした後に置いて帰ってくる。学校で管理をして返却するという仕組みができているからだ。いずれにしても、学校、公共図書館の協力なくてはできない活動だ。


2. 学校図書館 野田 恭子 氏(昭和町立西条小学校司書)
①朝の読書タイム 毎週月曜の朝15分間。図書委員が1~4年生の各教室で絵本の読み聞かせ活動。
②図書の時間 クラスごとに週1度、図書室利用の時間が確保されている。
③図書委員会の活動 月1度の委員会、朝の読書タイム、年2回の読書週間(本のクイズ、保護者・外部団体・校長先生・教頭先生の読み聞かせ)。
④学級文庫 教科書掲載の本を各教室に設置。読書の記録用紙を用意し担任の先生方と確認。
⑤小さな図書館 校長先生の「学校の中でどこでも本に親しみ、読めるように」という発案で、今年度から校内4ヵ所に机と椅子を置く。2週間ごとにテーマを決めてそれぞれの場所に本を置き、活用中。

最後に、家庭環境や心身の状況が様々な子どもたちも学校に来れば分け隔てなくみんな一緒に楽しく過ごせるようにという思いで、読書を通して様々なサポートができるように常に考えている。

3. 公共図書館 内藤 京子 氏(甲斐市立竜王図書館司書)
   甲斐市立図書館の児童サービスの目的は、保護者に積極的に家庭での読み聞かせをすすめること、図書館員が自発的に動いて読書の喜びを伝える機会をつくることである。
   竜王図書館には会員制おはなし会がある。会員制のメリットは、対象年齢を限定することでより年齢層にあった選書ができ、継続的に子どもの成長に携わることができる。年間を通して同じメンバーが集まるので、親同士のつながり、親と司書のつながりも大きい。子どもが他校の子どもと友だちになる。工作なども取り入れているが、人数が確定しているため準備がしやすい。小学生対象のおはなし会では遠足や料理教室を取り入れると参加者が増えた。それぞれの時候に合わせてゲームなどもしている。
   会員制おはなし会では、司書が選んだ本に評価シートを入れて月1回配本を行っている。また、幼稚園・保育園・児童館を会場とした保護者への読書啓発活動、移動図書館の実施、新規の子どもたちを呼ぶためにイベントを開催するなど、子どもたちに直接手渡す機会を積極的に増やしている。

4. 県立図書館 笠井 ミキ子 氏(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当副主幹)
①資料の収集、提供 児童書の網羅的な収集、赤ちゃん絵本の「よむよむスペース」への設置、多言語資料、児童書研究や作家研究書、読書推進に役立つ本なども積極的に収集し、提供している。
②情報の収集、提供・発信 山梨日日新聞ややまなし子育てネットなどで児童書紹介を行うほか、「やまなし子どもの読書情報」や「ニュースレター」を発行している。
③相談受付、レファレンスサービス 子どもの読書に関する相談の受付、調べ物のお手伝いを行っている。
④人材育成 図書館職員や学校司書、読書ボランティアに研修の機会を提供している。
⑤調査・研究、開発 県内の図書館や教育委員会の取り組みについてまとめ、ブックトークなどの読書プログラムの研究を行い、ホームページで公開している。
⑥普及、啓発 NPO山梨子ども図書館に業務委託し、保護者への啓発事業として講師派遣を行っている。また中高生向けのティーンズコーナーを設け、本の紹介を行っている。
⑦関連機関・団体への支援、連携・協力 学校支援セットや子ども読書支援用品の貸出、図書館見学の実施、中学生の職場体験、高校生のインターンシップを受け入れている。


第2部 子どもに本を手渡す大人たちへ

浅川:昭和26年に山梨大学附属小学校の学校図書室担当になったのが、私と子どもの本と図書館との出会いだ。今まで携わってこられたことを幸せに感じている。
   大人が本を手渡さなければ、子どもは本と関わらずに成長してしまう。子ども時代にこそ本の楽しさを伝えていくことが大事である。本との出会いは、まず家庭で親や祖父母から手遊びやわらべうたや読み聞かせをしてもらうことで言葉を覚える。そして小学校に上がると、毎日通う学校に図書館があり自由に本を選んで家へ持ち帰ることができる。学校司書という、顔や名前を覚えてくれて安心して話せる人がいることも大切である。学校であれば、担任が毎日少しずつ読んであげれば長編の読み聞かせもできると思う。しかし、先生は仕事が非常に多くて大変で子どもに本を読んであげる時間がないと聞き、非常に残念だ。
   甲府市の学校司書は8年の雇用期限があり、それはおかしいということで昨年運動をしたが、結局だめであった。公共図書館の司書も正規職員が減り、嘱託職員が非常に辛い思いをしながらも頑張っている。司書という専門職の資格を持ち、勉強して仕事に就くわけなので、正規の職員として長く勤められるように私たちはこれからも運動していかなければならないと思っている。実際働いている人は、正規・非正規に関係なく頑張っている。良い図書館だと言われるには、そこに関わる人が一番重要だと思う。司書として働いている方は、専門職であるということを自覚し、それを自分の誇りとして、子どもたちに優しく笑顔で接して欲しい。


質問①小学校高学年の児童への読み聞かせにはどんな本が良いか。また、本を好きになってもらうためにどのような取り組みをしていけば良いか、アドバイスをいただきたい。

浅川:本から離れていく時期がどんどん早くなっているように感じる。本以外にも楽しいことはたくさんあるが、本当に本好きにするには、幼い頃に繰り返し読み聞かせをして本の面白さをわからせてあげてほしい。成長して一時本から離れたとしても、読み聞かせをしたことは無駄にならない。
 ボランティアとして読み聞かせに行くと10分から15分で1冊を終えなければならない。高学年の子どもたちへの読み聞かせでは、絵本の中でも考えて納得できるような絵本を探して読んであげてほしい。先日中央高校で読み聞かせを行い、あべ弘士氏の『エゾオオカミ物語』を読んだが生徒はとてもよく聞いてくれた。ぜひ皆さんも挑戦してほしい。


質問②司書の待遇改善の件で、何とか打ち破る方法はないか考えたが、やはり行政に問題提起をする場・時間をどうやって作っていくかが大事だと思う。長年子どものために尽くし、積み上げてきた経験を、いかに訴えるか。熱意をもってこれからも挑戦していきたい。

浅川:図書館は比較的、行政に自分達のことをしっかり伝えてなかったのではないか。司書の仕事を十分説明して理解してもらったうえで、住民と一緒になって、自分達の身分のことも話していかないといけない。 

上田:同じ市の職員も図書館が何をしているのか知らない。自分たちが何をやり、そのためにどれだけ予算がかかり、司書がこれだけ必要であるということを行政に働きかけていかないと、予算も人も取れないということを、公共図書館に勤務し館長を務めている間に実感した。行政側からすると、全体の職員数を減らさなければならない中で図書館だけ全員正規でというのは難しい。PRするだけでなく、他の課と合同事業を企画したり、図書館から外に飛び出してイベントをしたりするなどの工夫をしている。


質問③南アルプス市の図書館を巡って料理の本を借り、フルコースを完成させるとオリジナル文具がもらえるという企画に参加し、満足感を得た。どのように企画を考え、忙しい中どうやって準備をしているのか。

上田:イベントごとに担当者を決めて企画しプレゼントやカードは各館の司書だけでなく、パート、土日のアルバイトにも協力してもらい、手作りしている。表からは見えない、事務室の中での仕事が本当にたくさんあり、職員全員がそれぞれの立場で分担された仕事をきちんとやってくれて、なんとか図書館は回っている。図書館や本や子どもが好きだからこそやっていけることだと感じている。


浅川:最後にまとめをする。図書館の本は、たくさん出版されている児童書の中から、司書がどの本を子どもたちに読んでほしいかということを考えて選んでいる。だから、「本を選ぶときは図書館で」と私はおすすめしたい。司書の皆さんには、下を向いてパソコンで仕事をするのではなく、いつも利用者を見ていて自ら声をかけるような対応をしてほしい。そして子どもたちと仲良くしてほしい。
 みんなで図書館を良くして、地域住民と一緒に盛り上げて、図書館が人が集まる所だということを行政にわかってもらえるといい。そして、司書が正規職員として長く図書館にいられるようになってほしい。自分の図書館の資料がすべて頭の中に入っている、経験豊かで研究熱心な司書がいることが、地域の皆さんに愛され、利用される図書館につながると確信している。



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各部会の活動について

児童奉仕研究部会

   児童奉仕研究部会は、子どもの読書活動の充実と普及を図ることを目的に活動しており、地域ごとの5ブロックに分かれ、隔月でそれぞれに設けたテーマを研究しております。
   また、今年度より、山梨県内の子どもたち全体に平等で、よりよいサービスが届けられるようにとの思いから、児童奉仕研究部会として「統一テーマ」を設け、全体での研究もスタートいたしました。統一研究テーマを「ブックスタート」とし、役員自体も手探り状態の中、まずは、県内の状況を把握し、それをまとめることにより何かが見えてくるはず!と進めてまいりました。他の図書館も同じ問題を抱えているんだという「共感」や、こんな方法があったのかという「気づき」などが感じられ、実務はもちろんのこと、事業の開始・見直し・予算取りなどにも役に立つ資料が完成いたしました。今後は、この資料をどう活用するのか?もう少し掘り下げていくのか?などが課題になってくると思います。
   次に、ブロック研究として、Aブロック「小学生向けブックトーク資料研究、ミニブックトークの作成」、Bブロック「物語の中でスポーツや体を動かす絵本や紙芝居の研究と工作の研究」、Cブロック「乳幼児向けおはなし会に使える素材の研究」、Dブロック「対象別読み聞かせにおすすめ本のリスト作成」、Eブロック「昔話の研究」を行ってまいりました。平成30年2月22日には、富士吉田市民会館において、各ブロックの研究成果を報告する全体集会を開催、同日に実施した学習会では、図書館パートナーズ代表の北村志麻氏を講師に迎え、「児童向けイベントの実施について」ワークショップも交えながらお話していただきました。実際に、イベントの発案から企画化までの流れを体験できたことは、大変貴重で実りある時間となりました。
   最後に、図書館の利用低迷、図書館離れ、読書離れが叫ばれる中、この児童奉仕研究部会の役割はとても大きなものではないかと感じております。部会の活動で得たこと、感じたことを山梨県内の子どもたちに提供し、すべての子どもたちがよい本に出会えるという幸せな体験に結びつきますように。そして、その体験が5年、10年、15年と未来にわたって山梨県全体で続くことを願います。
  

地域資料研究部会

   地域資料研究部会は、山梨県にかかわる地域資料に関して、図書館等の施設における取り扱い方などに関する研究協議を行い、その成果を公表することによって、地域資料の保存、利用提供等、図書館サービスの質的向上に資することを活動の目的としています。

   今年度の活動として、第一回は6月に「昭和町風土伝承館 杉浦醫院」で、館長の中野良男氏から地方病(日本住血吸虫症)をテーマにした講義が行われ、終了後館長による展示品の解説をいただきました。平成8年の地方病終息宣言終結宣言から20年余り、郡内の職員だけでなく、発症地域の職員のなかにも、地方病の事をよく知らない職員もいました。記憶の風化が進む中、記録をつなぐ大切さが実感できたとの感想をいただきました。
   第二回は12月に山梨県公共図書館協会全体研修会と合同の研修会として、山梨県生涯学習推進センターで、山梨県立宝石美術専門学校の西洋一教授から水晶細工など甲府の宝飾産業をテーマにした講義が行われ、終了後「山梨ジュエリーミュージアム」で講師による展示品の解説をいただきました。伝統産業としての一面に加え、宝石研磨技術力の高さは国内よりも国外で有名であるなど、知られていない一面を知る機会となりました。レファレンスサービスに活用できるとの感想をいただきました。
   今年度は、新たな試みとして山梨の伝統的な産業をテーマにした研修を行いました。アンケート調査ではおおむね好評をいただくことが出来ました。今後もこうした講義と博物館(資料館)見学を組み合わせた研修を中心に活動を行いつつ、講義形式の研修会だけでなく、地域資料に関する情報交換にも力を入れていくことも検討していきたいと考えています。
 

読書推進研究部会

   読書推進研究部会は、読書推進に必要な調査及び研究を行い、学校図書館及び読書や書籍に関係する諸団体と協力・連携し、県全体の読書活動の充実と推進を図ることを目的に、平成25年度設置されました。
   主な活動としては、これまでの山梨県読書推進運動協議会の業務を引き継いだ「こどもの読書週間」「読書週間」の行事報告や「敬老の日におすすめする本」「若い人たちにおすすめする本」の推薦、優良読書グループ推薦等をおこなっています。また、公益社団法人読書推進運動協議会からの機関誌「読書推進運動」、ポスター、ちらしの配布も行っています。

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平成29年度 県内事情

市町村立図書館の動き

  • 市川三郷町では、新図書館が町立生涯学習センター(仮称)、体育館との複合施設として建設予定。2019年度に着工、2020年1月の開館を目指している。これに伴い、町立図書館本館は10月31日に閉館となり、閉館イベントとして図書館のあゆみをたどる特別展や、コンサートなどを開催した。
  • 南アルプス市では、現行の白根桃源図書館が、2018年7月ごろに白根生涯学習センターとの併設の形でリニューアルオープンを予定しており、これに向け、10月2日に起工式を行った。
  • 北杜市では、8月30日に金田一春彦記念図書館アーカイブ資料のデジタル化公開を行った。10月には公開を記念し大泉総合会館にて講演会、シンポジウムを開催した。また、小淵沢図書館は、7月、JR小淵沢駅の新駅舎完成記念イベントとして、「佐羽内勇太さんのたのしい鉄道のはなし」を行った。
  • 笛吹市は、石和図書館が開館30周年を迎えたことを記念し、11月、市出身の辻村深月氏と語るイベント「夜の図書館で話したい 辻村深月in石和図書館」を開催した。
  • 山中湖村では、村教育委員会が文学の森フェスタを8月と10月に開催。この一環として、山中湖図書情報創造館では、レゴ、プログラミングのワークショップや上映会を行った。

県立図書館の動き

  • 昨年から一部の市町村立図書館で試行を行っていた「広域返却サービス」を、11市町村24館の協力を得て4月1日に開始した。
  • 「やまなし読書活動促進事業」の一環として、6月から8月にかけ、書店と県内図書館を利用しスタンプカードを完成させる「やま読ラリー」を実施。6月から9月にかけては、「第4回贈りたい本大賞」の募集を行い、11月、応募総数3,017点から大賞5点を決定した。また、阿刀田館長企画事業として、島田雅彦氏、阿木燿子氏、中江有里氏を招いた講演会および館長とのトークショーを開催した。

その他の動き

  • NPO法人山梨子ども図書館顧問の浅川玲子氏が、11月、第47回野間読書推進賞個人の部を受賞した。県内の個人の部受賞者は、第1回受賞の井出きぬゑ氏以来、2人目。
  • 県教育委員会は、やまなし読書活動促進事業の一環として「やま読ブックフェア」を開催し、県内の図書館、書店で同じテーマの本のコーナー設置を呼びかけた。7月~9月は「山と海と本と」、10月~3月は「かくれ山梨をさがせ」をテーマとした。

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平成29年度事業報告 事務局だより

総会

開催日: 5月31日(水)
場所: 山梨県立図書館 イベントスペース西面
議題: 平成28年度事業報告及び決算報告 平成29年度事業計画及び予算
参加者: 30名

第1回全体研修会

開催日: 5月31日(水)
場所: 山梨県立図書館 イベントスペース西面
講演: 「望まれるこれからの図書館員像」
講師: 後藤敏行氏(日本女子大学 家政学部家政経済学科 准教授)
参加者: 72名   ※第1回図書館職員専門研修と合同開催
 

平成29年度第31回山梨県図書館大会

開催日: 11月30日(木)
場所: 昭和町総合会館、昭和町中央公民館
テーマ: いま図書館にできること―未来に向けて
内容:
   ・
記念講演「『知』を育み生かす社会に向けて-私の図書館体験等から」
         岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)

   ・分科会1   シンポジウム「本をとりまく現在と未来」
        パネリスト: 青池恵津子氏(都留市立図書館館長)
                         成瀬雅人氏((株)原書房代表取締役社長)
                         廣瀬敏夫氏(甲府市立富竹中学校教頭)
                         宮川大輔氏((有)宮川春光堂本店専務取締役)
        助言者: 岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社 代表取締役)
        コーディネーター: 千野国弘氏(山梨県立図書館司書幹)

   ・分科会2   対談「未来をつくる子どもと本を結ぶために」
        県内活動報告: 読書ボランティア   馬場由美氏(おはなしのへやもも代表)
                              学校図書館          野田恭子氏(昭和町立西条小学校司書)
                              公共図書館          内藤京子氏(甲斐市立竜王図書館司書)
                              県立図書館          笠井ミキ子氏(子ども読書推進担当副主幹)
        講師: 浅川玲子氏(NPO法人山梨子ども図書館顧問)
                 上田弥生氏(南アルプス市立中央図書館前館長)
参加者: 219名

第2回全体研修会

開催日: 12月6日(水)
場所: 山梨県生涯学習推進センター交流室A・B
内容: 講演「伝統の技術が支える「山梨ジュエリー」~山梨ジュエリーミュージアムから」
講師: 西洋一氏(山梨県立宝石美術専門学校 教授)
参加者: 27名   ※第2回地域資料研究部会と合同開催

地域資料研究部会

第1回 7月 5日(水)   講演:「地域の歴史・風土を伝える郷土資料館」~「地方病」を風化させない取り組み~
                                
講師: 中野良男氏(昭和町風土伝承館杉浦醫院 館長)
                                
昭和町風土伝承館 杉浦醫院見学 

第2回  12月 6日(水)  ※第2回全体研修会と合同開催

児童奉仕研究部会

全体会 第1回  6月15日(木) 笛吹市スコレーセンター
      第2回  2月22日(木) 富士吉田市民会館

A支部                 6回
B・C・D・E支部      5回

 

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