勝沼町天然記念物
勝沼町天然記念物

町指定天然記念物

勝沼富町のぶどう(甲州種)
指定 昭和53年3月31日
所在地 勝沼町勝沼3003番地
所有者 椚 更一
   
 甲州ぶどう発祥の地である勝沼町には今から約1250年前からぶどうを薬草として栽培していたと伝えられています。
 ぶどう栽培の技術開発は明治時代から活発に行われ、大正時代には免疫性台木を使用した接木技術が普及しました。このため病害虫や冷凍害に強く、良い品種のぶどうが収穫できるようになりました。
 この勝沼富町のブドウは台木技術導入前のさし木による自然のぶどうで、昭和11年の大冷寒害をはじめ幾多の自然災害をのりこえ今日現在も見事なぶどうをたわわに実らせています。
 樹令は80年を経過した巨樹で、樹名を「甲龍」と呼んでいます。

根回り 1メートル30センチ
目通り周囲 80センチ
枝張り(南へ) 9メートル40センチ
   (北へ) 8メートル00センチ
昭和53年8月15日
勝沼教育委員会

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