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子ども読書推進フォーラム「言葉でたのしむ・言葉をたのしむおはなし会『ことば・ことば・ことば』」を開催しました

 平成29年3月12日(日)に、子ども読書推進フォーラム「言葉でたのしむ・言葉をたのしむおはなし会『ことば・ことば・ことば』」を開催しました。NPO法人山梨子ども図書館の齊藤順子さんと宮崎さなゑさんのお話に、子どもたちは真剣に聞き入ったり、詩などを一緒に声に出して読んだり、わらべうたを歌ったりしました。二人の息の合った掛け合いに、会場は笑い声と歓声につつまれ、49名の参加者が言葉を存分に楽しみました。

 当日のプログラムとおすすめの本リスト(表面裏面)を掲載しておりますのでそちらも合わせてご覧ください。

 

子ども読書推進フォーラム「言葉でたのしむ・言葉をたのしむおはなし会『ことば・ことば・ことば』」の内容


1.「ののはな」「き」「たね」「かっぱ」

(『ことばあそびうた』谷川俊太郎/詩、瀬川康男/絵、福音館書店、1973年)
(『ことばあそびうたまた』谷川俊太郎/詩、瀬川康男/絵、福音館書店、1981年 より)

 春にふさわしい詩として、言葉の響きが優しい詩「ののはな」や、いろいろな“き”や“たね”がつく言葉が出てくる詩「き」と「たね」を講師のあとに続き、みんなで声に出して読みました。
 また、「かっぱ」という、リズミカルで舌をかみそうになる楽しい詩も読みました。さらに、講師が様々な詩の読み方を紹介しました。詩は自由な心で、いろいろな読み方で声に出して読んでみてくださいと語りかけました。


2.おはなし「鳥のみじさ」

(『日本の昔話3 ももたろう』おざわとしお/再話、赤羽末吉/画、福音館書店、1995年 より)

 「今年の干支酉にちなみ、鳥の出てくる本を集めて会場の後ろに展示しています。今日はその中から、日本の昔話をお話します。どんな声で鳴く鳥が出てくるか楽しみにしていてくださいね。」と講師が説明し、子どもたちの顔をひとりひとり見ながらお話を語りました。子どもたちはお話の世界に夢中になり、特に鳥がおじいさんのお腹の中できれいに鳴く歌声に耳を傾け、鳥とおじいさんがどうなるのか、とお話に聞き入っていました。


▲おはなしに聞き入る参加者


3.「がちょうはがあがあ」

(『パイがいっぱい』、和田誠/著、文化出版局、2002年 より)

「いろんな鳥がいますが、他にはどんな鳥がいますか?さて、がちょうは何と鳴くかな?」という問いのあとに、「がちょうはがあがあ からすはかあかあ みみずくほうほう」と鳥や動物の鳴き声など、オノマトペがたくさん出てくる詩を読みました。

 

4.オノマトペであそぼう

 前の本に出てきたように、「ねずみは?」「チューチュー!」、「キツネは?」「コンコン!」、「うどんは?」「つるつる」、「おせんべいは?」「ぱりぱり」など、日本語にたくさん使われている身近なオノマトぺについて、子どもと掛け合いながら楽しく考えました。

 

5.わらべうた 「ぺったらぺったん」

 お手玉を使った手遊びをしました。みんなで輪の形になって座り、♪ぺったらぺったんと、お手玉を餅に見立て、餅つきをします。餅を神棚に見立てた自分の頭上にお供えし、「今年もお米がたくさんとれますように、お願いします。」と願い事を唱え、頭を下げた時に、頭上のお手玉を自分の手の中にポトンと落として、受け止める遊びです。子どもたちは、手のひらで餅を受けとめるのがおもしろいようで、大変盛り上がりました。 また、大人たちも、お手玉を手に一緒に楽しみました。

▲「♪ぺったらぺったん」と餅つきをする様子

 

6.『なにもなくても』

(織田道代/作 長新太/絵、福音館書店、1998年 より)

 『なにもなくても』を読みながら、「お手玉も、何もなくても遊べる遊びがあります!」と、いくつもの言葉遊びの方法を紹介しました。「まねことば」や「ぬきことば」の他にも、「かわりしりとりや」「あたまとり」など様々なしりとりや、しりとりで勝つ裏ワザも知ることができました。いつも使っている言葉を色々な形で表現し、言葉の楽しさを味わいました。

 

▲言葉ってとってもおもしろい!

 

7.「ないないづくし」「おならうた」「きりなしうた」

(『わらべうた』谷川俊太郎/著、集英社、1981年)
(『パタポン1』田中和雄/編、童話屋、2002年 より)

 「まるには ひとつも かどがない えんしゅうりつには きりがない……」と“ない”という言葉が必ず最後につく詩を講師が読み、“ない”というところに来ると、子どもたちの「ない!」という大きな声が聞こえました。

 「おならうた」は、いろいろなおならの音を集めた詩です。「おふろで ぽ ってしたことある?ぷくぷくって出てくるよね。じゃあ二人で ぴょは?……」という問いかけのあとで、みんなで声に出して元気に読みました。

 「きりなしうた」は、「しゅくだいはやくやりなさい おなかがすいてできないよ ほっとけーきをやけばいい こながないからやけません……」と掛け合いが終わりなく続き、いつの間にか最初に戻っているという詩です。講師がリズミカルに、だんだんと早口になりながら読むにつれ、会場からくすくすと笑いが起こりました。

 

8.「わかれのことば」

(『まどさんとさかたさんのことばあそび』まどみちお/文 阪田寛夫/文 かみやしん/絵、小峰書店、1992年 より)

 「にほんじんなら さよなら」から始まって、瀬戸物屋さんや失恋した幽霊までさまざまな人物のユーモアあふれる“さよなら”の言い方の詩を、講師が読んでおしまいになりました。

 

 参加者からは「親子で楽しんで参加できた」「孫が楽しんでいる姿に嬉しくなった」「保育士をしているが、本の楽しさや読み方など、たくさんのことを学んだので、今後の保育に活かしたい。」 などの感想をいただきました。お話やことばのリズムのおもしろさを体感し、家族で一緒に本に親しむ時間を楽しんでいただきました。

 会場には、おはなし会で使用した本とおすすめの本を展示し、終了後は、気になった本を手に取る子どもたちや本を借りていく姿も見られました。なお今回紹介した本をお探しの場合は、県立図書館またはお近くの図書館にお問い合わせください。

 

▲展示した本を手に取る参加者

 

配布資料

プログラム

『ことば・ことば・ことば 』おすすめの本リスト「酉年のおすすめ本とおはなし」リスト