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2023年12月17日(日曜日)かいぶらり健康フォーラム 山梨がんサミット第3弾を開催しました

かいぶらり健康フォーラム 山梨がんサミット第3弾を開催しました

 

 令和5年12月17日(日曜日)、当館イベントスペースを会場として、かいぶらり健康フォーラム山梨がんサミット第3弾「「がんサバイバーシップあふれる山梨に!」~がん診断後の生活の質を高めよう~」を開催しました。

 1つ目の講演では「がん治療と子供を持つこと」をテーマに、武蔵野大学看護学部小児看護学講師の髙嶋希世子氏にご講演をいただきました。がん治療には、手術、化学療法、放射線療法、これらを組み合わせた造血幹細胞移植により、その副作用から長期的なフォローアップが必要となります。特に性腺障害は、子どもを持つことが難しくなる可能性があるため、妊孕性温存療法(にんようせいおんぞんりょうほう)といった医療(将来自分の子どもを授かる可能性を残すために、がん治療の前に、卵子や精子、受精卵、卵巣組織の凍結保存を行う治療)と継続した看護の必要性を中心に講義いただきました。また、小児がん患者の妊孕性温存療法のアプローチや小児がん経験者への寄り添う支援の重要性がわかりました。

 2つ目の講演では「メイクアップで颯爽と」をテーマに、NPO法人ソシオキュア&ケアサポート理事長の光江弘恵氏にご講演をいただきました。ソシオエステティックは、人道的・福祉的な観点から、病気や事故、老化などによる身体的・精神的な損傷に苦しみ、傷つきやすくなっている人々に対して、美容ケアがもたらす満足感を提供し、良い自己イメージを取り戻すための活動とのことです。脱毛時のメイク・肌トラブル時のスキンケア、爪のケアからメイクアップまで入院患者やご年配へのスキンシップを伴うアプローチから、精神的な満足感を得ながら健康年齢を持続させる一つのヒントをいただきました。

 3つ目の講演では「体力作りのプログラム」をテーマに、帝京科学大学理学療法学科講師の山田洋二氏にご講演をいただきました。WHOのガイドラインによると、「身体活動は、総死亡率だけではなく、がん治療を受けている人やがんの再発のリスクを低下させる」ことから、定期的な身体活動の実施が推奨されているとのことです。そこで、身体活動のガイドラインを提示しながら、具体的な目標値や運動内容をご教授いただきました。息を吐くことを意識した呼吸法や、日常生活での取り入れ方、長続きさせるコツや注意点など、健康な方にも参考となる内容でした。

 ご講演いただいた講師によるワークショップでは、具体的な相談をしたりメイクや口腔ケア、運動などの実践を行いました。

 講義を元にした内容を実践することによって、その知識を生かしていくきっかけを与えていただきました。今後も日頃聞けない貴重なお話を伺える場として、また医療従事者や学生、患者のご家族、健康に関心を持つ方々との交流の場所であるよう今後もご期待いたします。

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