? ジャパンという国名の由来を知りたい。

【回答】

中世に中国を通じて日本を紹介したマルコ・ポーロの『東方見聞録』では、「ジパング」(Zipangu、Jipangu)などと書かれているが、その後ヨーロッパに広まった「ジャパン」「ジャポン」(Japan、Japon)などの名称については、日本に対する中国の華北音(jih pen)に基づく説と華南音(yat pun)に基づく説とがある。

【調査過程】
■百科事典類で「ジャパン」、「日本(ニホン)」で検索。
■「日本」の項目にマルコ・ポーロが紹介し、中国音から由来しているという説が記述されていた。
■歴史関係の辞典類にもあたり、「日本」の項目に記載があった。
■また、地理関係でも同様に調べると事典に「日本」の項目に記載があった。

【キーワード】
■日本■ジャパン■マルコ・ポーロ

【参考資料】
◆『世界大百科事典』21(平凡社 2007)
◆『ブリタニカ国際大百科事典』14(ブリタニカ1998)
◆『国史大辞典』11(吉川弘文館 1990)
◆『日本史大事典』5(平凡社 1993)
◆『日本地名大百科ランド ジャポニカ』(小学館 1996)

【調査にあたって】
ジャパンの由来ということで、まず「ジャパン(Japan)」の項目で探したが記述がなかった。そこで「日本」という項目で引き直すと、それぞれの事典類に載っていた。ジャパンという呼び名は中国で呼ばれていた名称が由来であるという話から、大陸を通じてヨーロッパに伝わった様子がわかる。なお、Japan(ジャパン)は英語、ドイツ語ではJapan(ヤーパン)、フランス語ではJapon(ジャポン)、スペイン語ではJapon(ハポン)、イタリア語ではGiappone(ジャポネ)と呼んでいる。

作成日:2009/10/24