ごあいさつ

開催にあたって

  今大会は、昨年度の和歌山大会に引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応としまして、オンラインによる開催といたしました。

 テーマは「知をつなぐ、甲斐(交ひ)の国から」です。

 山梨の旧国名「甲斐 (かい) 」の由来には、山と山との狭間を意味する「峡 (かひ) 」のほかに、境界の意味を有し結節点の役割を果たした「交ひ (かひ) 」という説もあります。「甲斐国=交ひの国」で開催する大会にふさわしく、オンラインという新たな交流の形により、人と情報、また、人と人とを結ぶ図書館の可能性を広げる大会にしたいと考えています。

 今年は、甲斐国が生んだ戦国武将、武田信玄公生誕500年という大きな節目にあたります。先人が築いた絆を次代へ紡ぎながら地域社会の創生を目指すここ山梨から、全国図書館大会を通じて、図書館を柱とする地域社会の活性化に資する情報を発信できることは大きな喜びです。新しい文化を発信し、図書館を起点として様々なつながりを生み出すことで、未来への希望につながる大会にしたいと思います。

第107回 全国図書館大会 山梨大会 実行委員会

次期開催県からのメッセージ

2022年 全国図書館大会群馬大会開催!

 第108回全国図書館大会群馬大会を2022 (令和4)年10月6日、7日の2日間、新型コロナウイルス感染症対策を取りつつ全国から広くご参加いただくことができるよう、オンライン形式で開催します。

 かつて古代東国文化の中心地として栄え、数多くの古墳や、2017年に『世界の記憶』に登録された『上野三碑 (多胡碑、山上碑、金井沢碑)』が残されているように、群馬県では、人々の記憶や想いが長く大切に守り伝えられてきました。

 また、我が国の近代化を支えた生糸の一大産地であるとともに、桐生織や伊勢崎銘仙など美しい織物を生み出す地としての歴史を持っています。

 こうした群馬から、人類の知の集積である資料と図書館に集う人々が織りなす、多様で豊かな図書館の未来を語り合える大会を目指し、準備に努めてまいります。

 全国各地から多数のご参加をお待ちしています。

【大会日程】
大会日時:2022 (令和4)年10月6日(木曜日)~7日(金曜日)
開催形式:オンライン形式 (動画配信+オンライン会議)

写真:「上州富岡製糸場」(原富岡製糸場発行の絵はがきによる。群馬県立図書館デジタルライブラリー)
写真:「上州富岡製糸場」(原富岡製糸場発行の絵はがきによる。群馬県立図書館デジタルライブラリー)

第108回全国図書館大会群馬大会準備委員会