第4分科会 児童サービス

テーマ「子どもと本をつなぐ・つなげる -変革の時代に-」

 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策下の中、急速に進むデジタル社会に合わせ、子どもと本をつなぐための取組はどのようにすればよいのか。また、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 (障害者差別解消法) 、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律 (読書バリアフリー法) の施行により求められている、障害のある子どもの読書環境の整備には何をすればよいのか。

 今大会では、近年の児童サービスの動向についての基調報告と3つの先進的な取り組み事例を報告いただき、時代の変革期における児童サービスについて考える機会としたい。

基調報告

島 弘 (公益社団法人日本図書館協会児童青少年委員会委員長)
「近年の児童サービスの動向と変化」

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島 弘 (しま ひろし)

元東京都福生市立図書館館長。現在、日本図書館協会児童青少年委員会委員長、日本大学文理学部、千葉大学で非常勤講師。著作『図書館と子どもたち』久山社ほか。現場を離れて長くなりましたが、図書館や子どもの読書に関わっていきたいと思っています。

報告

植田 佳宏 (広島県立図書館副館長)
「こんな時だから子どもたちに「紙の本」と「電子図書」を届ける」

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植田 佳宏 (うえた よしひろ)

広島県立図書館副館長の植田です。図書館の仕事は今年で14年目になります。
図書館以外の社会教育施設等での仕事もあり,気がついたら来年3月に卒業になります。
ここ数年は「これからの図書館」から「図書館のこれから」について考えるようなりました。皆さんとこの機会にいろいろとお話しできればと思います。

報告

鶴巻 拓磨 (川越市立中央図書館主査)
「「りんごの棚」のつくり方 誰もが読書を楽しめるように」

鶴巻 拓磨 (つるまき たくま)

川越市立中央図書館主査。障害者サービス担当。葛飾区立図書館非常勤職員を経て現職。児童サービス担当の経験もあり、両方の立場から「りんごの棚」の運営に関わる。

報告

青栁 啓子 (甲州市立勝沼図書館司書)
「アニマシオンと地域文化で子どもを育てる・カムカムクラブ」

青栁 啓子 (あおやぎ けいこ)

甲州市立勝沼図書館司書。関心事は、子どもの読書活動・日本のワイン・人間教育のアニマシオン活動・まーの・あ・まーの手話のおはなし会。次の夢は海外の子どもたちとカムカムクラブとの交流。立教大学兼任講師。

報告者全員による意見交換