第3分科会 学校図書館

学校図書館① 小・中学校図書館

テーマ「学びを支え 心を育てる学校図書館の創造」

 学習指導要領の記述にあるとおり、学校図書館には、各教科等の様々な授業での活用をとおし、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に資する役割が期待されている。学校現場ではどのような実践がなされているのか、様々な実践をされている講師による基調報告と、学校司書と図書館主任を中心にした実践事例報告を通じ、学校図書館の役割や活用について考える。また、コロナ禍にある中で、各学校の感染対策の実践例や課題等の報告からこれからの図書館運営について考える。

基調報告

杉本 洋 (甲府市立貢川小学校教諭 山梨県学校図書館教育研究会事務局)

「主体的・対話的で深い学びを 学校図書館はどう支えるか - 司書教諭からの提言-」

実践報告

梶原 理香 (富士吉田市立下吉田東小学校図書館主任)
山西 園美 (富士吉田市立下吉田東小学校学校司書)

「学校図書館の積極的活用を目指して」

実践報告

望月 美栄 (笛吹市立境川小学校学校司書 山梨県学校司書研究会会長)

「コロナ禍における学校図書館の運営」

学校図書館② 高等学校図書館

テーマ「コロナ禍における学校図書館の可能性」

 現在、学校図書館のネットワークは拡大しており、生徒は在籍校の図書館に所蔵されていない書籍であっても、他校の図書館から貸出できるようになっている。学校図書館と公共図書館の間でも様々な交流が始まっている。これらの動きによって、学校図書館の可能性は更に広がっていくはずである。単なる書籍の貸借に留まらない人と人との交流の広がりがそこには期待されている。

 また、現在のコロナ禍の中で、学校が関わる様々な取り組みが規模の縮小を迫られたり、中止に追い込まれたりしている。生徒が学校外に活動の場を得られない状況の中で、学校図書館が果たすことのできる役割は何なのか。また、このような状況だからこそできることは何なのか。先行きが不透明な現状の中で、恒常的な持続が可能な取り組みとは何なのか。

 人と人との交流の場でもある図書館から発信できるメッセージを、今回の実践から汲み取っていただければ幸いである。

講演

小池 淑子 (絵手紙作家)

「絵手紙でつなぐ、今(コロナ)だからこそ」

実践報告

佐久間 絵梨 (山梨県立北杜高等学校司書)

「北杜市長坂町における学校図書館と公共図書館との連携」

実践報告

長谷部 友子 (山梨県立甲府南高等学校司書)

「コロナ禍の学校図書館」