はりつけ資料(はりつけしりょう)
峡中広告集(きょうちゅうこうこくしゅう)
峡中は「こうちゅう」と読む方法もあります。甲斐国の地域をあらわす言葉のひとつで、甲府盆地の中心部及び周辺地域を表現する時の言い方です。この峡中広告集は甲府を中心に各商店のや旅館、料亭などの広告宣伝チラシ、案内を貼付したものです。その数は300枚以上にも及び貴重な資料となっています。年代は明治以降のものと考えられますが、当時の品物の値段、料理の内容などがわかり、また開業案内はその店の歴史をうかがい知る好資料です。功刀亀内氏が自ら整理して貼り込み、防虫、防湿用に柿の渋を塗った表紙で綴じられています。
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