ぶどう資料の紹介


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上岩崎村村鑑明細帳
(かみいわさきむらむらかがみめいさいちょう)


上岩崎村村鑑明細帳(0400069605-001)  村明細帳というのは、領主の交代などがあったとき、各村々から書き上げさせた、今で言えば「市勢要覧」「市・町・村の概要」というようなものです。村高はじめ人数、家数、入会山職人数、神社・仏閣、用水などが、こと細かに記載され、その時代の村の様子を知るのには大変有効な資料です。上岩崎村はかつて岩崎郷に含まれた歴史的由緒のある村で中世戦国期末に上・下二か村に分かれたといいます。甲斐国志によると、人数570人、家数150戸の村となっています。この明細帳は宝暦10年(1760)のもので、主要な産物として米や麦、蕎麦、粟、木綿などの作物が見えます。養蚕は、いわゆる登せ糸として商人へ売り、また、紙漉きも行われていたことが記されています。さらに、画面で見るように、葡萄は江戸の問屋に出荷した様子がわかります。上岩崎村の葡萄栽培は甲州葡萄の発祥ともいわれるほど有名で、作け面積は6町2反に及んだといわれます。


上岩崎村村鑑明細帳(0400069605-017)
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