? 明治元年から明治10年までの1月1日は何曜日だったか。

【回答】

太陽暦は明治6年から採用された。明治元年から明治5年については、太陰暦での1月1日は、明治元年=土曜日、明治2年=木曜日、明治3年=火曜日、明治4年=日曜日、明治5年=金曜日。太陽暦に換算すると1月1日は、明治元年=水曜日、明治2年=金曜日、明治3年=土曜日、明治4年=日曜日、明治5年=月曜日となる。明治6年から明治10年については、明治6年=水曜日、明治7年=木曜日、明治8年=金曜日、明治9年=土曜日、明治10年=日曜日だった。

【調査過程】
■新聞のマイクロフィルムの日付により確認しようとしたが、「山梨日日新聞」、「毎日新聞(東京日日新聞)」とも明治5年からだった。
■『暦日大鑑』(西沢宥綜編著 新人物往来社 1994)を見る。明治6年から10年については判明。
■『和洋暦換算事典』(釣洋一著 新人物往来社 1992)を見る。明治5年以前のものについて「和洋暦換算対照表」あり、明治元年から5年についても判明。

【キーワード】
■暦■曜日■元旦

【参考資料】
◆『暦日大鑑』(西沢宥綜編著 新人物往来社 1994)
◆『和洋暦換算事典』(釣洋一著 新人物往来社 1992)

【調査にあたって】
最初、新聞の日付で確認しようとしたが、所蔵しているマイクロフィルムを確認したところ明治5年からのものしかなかった(明治5年創刊だった)。そこで、参考書で調べた方が良いと思い直し『暦日大鑑』(西沢宥綜編著 新人物往来社 1994)にあたったが、やはり改暦以前のものについては掲載がなかった。『和洋暦換算事典』(釣洋一著 新人物往来社 1992)により明治5年以前のものについても判明した。『暦日大鑑』は、1873(明治6)年から2050(平成62)年までの暦が掲載されており、曜日や六曜(大安、仏滅等)などを調べることができる。『和洋暦換算事典』は、1582(天明10)年から1872(明治5)年の、日本暦と西暦の換算対照表が掲載。

作成日:1998/3/28