【回答】
【調査過程】
■ NDC767.8(歌謡曲、流行歌)の書架で流行歌の本をあたる。『歌と戦争−みんなが軍歌をうたっていた−』(櫻本富雄著 アテネ書房 2005)によると、この歌は山中みゆきが歌った「ほんとにほんとに御苦労ね」(野村俊夫作詞、倉若晴生作曲)の替え歌で、歌詞は何種類もある。1番の歌詞のみ掲載されている。
■NDC911.16(近代詩歌)の書架で資料にあたると、『日本のうた−カラオケヒット1700−』(興陽館書店 1982)に1番から5番までの歌詞の掲載があった。
■ 自館システムで書名「替え歌」で検索すると『戦争(<もの>から見る日本史)』第2巻(青木書店 2006)がヒット。歌詞の一部分と、陸軍版と海軍版の歌詞の違いなどについて書かれていた。
【キーワード】
■「軍隊小唄」■流行歌■替え歌■歌詞
【参考資料】
◆ 『日本のうた−カラオケヒット1700−』(興陽館書店 1982)
◆ 『歌と戦争−みんなが軍歌をうたっていた−』(櫻本富雄著 アテネ書房 2005)
◆ 『戦争(〈もの〉から見る日本史)』第2巻(青木書店 2006)
【調査にあたって】
インターネットで検索してもこの歌の歌詞は容易に見つけることができるのだが、「替え歌」という観点から図書による探索を行った結果、陸軍版と海軍版などで歌詞が異なることがわかった。
この替え歌の元となった「ほんとにほんとにご苦労ね」の歌詞は、『日本のうた(軍歌編)』(入方宏編 雪華社 1968)に掲載されている。近年には、ザ・ドリフターズが「ほんとにほんとに御苦労ね(軍隊小唄)」として歌っている。
作成日:2010/7/1
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