? 平成10年4月2日付の「読売新聞」の「編集手帳」に紹介されたバルト・ムイヤールトの「本をひらけばふしぎな世界」という詩の全文を知りたい。

【回答】

「JBBY」(日本国際児童図書評議会)平成10年2月号(No.86)の「IBBYニュース」の項に掲載あり。

【調査過程】
■依頼者側の調査ではバルト・ムイヤールト作『調子っぱずれのデュエット』(西村由美訳 くもん出版 1998)のあとがき等を調べたが不明とのこと。自館システムで「ムイヤールト・バルト」を辞書(人名)検索するが、他の資料なし。
■平成10年4月2日付の「読売新聞」(読売新聞社)の「編集手帳」をみると、4月2日は国際児童図書評議会が制定した「国際子どもの本の日」で、紹介されているのは、バルト・ムイヤールト作の“メッセージ”であると記載。
■逐次刊行物「JBBY」(日本国際児童図書評議会)のバックナンバーを調べると、平成10年2月号(No.86)の「IBBYニュース」の項に「1998年国際子どもの本の日」として、バルト・ムイヤールトのメッセージなどの紹介あり。

【キーワード】
■バルト・ムイヤールト■「本をひらけばふしぎな世界」■国際子どもの本の日■詩

【参考資料】
◆「JBBY」(日本国際児童図書評議会)平成10年2月号(No.86)

【調査にあたって】
当初、普通の詩だと思い、バルト・ムイヤールトの作品を探すことにしたが、見付けられなかった。「読売新聞」の「編集手帳」を見てみると、「国際子どもの本の日」の“メッセージ”とあるので、JBBY(日本国際児童図書評議会)の会報のバックナンバーを見ていくと見付けることができた。JBBYは1974年に設立された、IBBY(国際児童図書評議会 1953年設立)の日本における窓口である。IBBYはアンデルセンの誕生日4月2日を「国際子どもの本の日」と定めた。加盟国は順番にポスターとメッセージを作成しており、1998年はベルギーが担当、メッセージは詩人のバルト・ムイヤールト、ポスターはガブリエル・ヴァンサン。

作成日:1998/7/12