? じゃんけんあそびはいつ頃から日本で行われているのか。(小学5年)

【回答】

中国には、古くから手のひらと指を使う、「けん」という遊びがあった。じゃんけんもそのひとつである。「けん」が日本に伝わってきたのは、奈良時代(710〜794年)の頃だといわれ、その当時は大人の遊びだった。「けん」が一般に行われるようになったのは、江戸時代(1600〜1867年)の中頃で、長崎にいた中国人が行っていたものを日本人がまねをし、流行るようになった。じゃんけんあそびは、世界のいろいろな国にある。

【調査過程】
■こども室の参考書棚を見る。
■『総合百科事典ポプラディア』第5巻(ポプラ社 2002)では「ジャンケン」のあそび方の説明のみ。
■書名に「ジャンケン」を入れて検索する。
■『あそびのずかん』2(竹井史郎作 辻幸子絵 あかね書房 1993)『世界のじゃんけん』(田中ひろし著 こどもくらぶ編 今人舎 2002)『ジャンケンで遊ぼう』(小菅知三著 明治図書出版 1985)に掲載あり。また、一般資料の『じゃん・けん・ぽん』(赤穂敞也著 近代文芸社 1995)『伝承遊び考』4(加古里子著 小峰書店 2008)には詳しい説明あり
■書名に「もののはじまり」を入れて検索する。
■『もののはじまりシリーズ』10(高野澄文 ゆーちみえこ絵 ポプラ社 1990)に詳しく掲載あり。
■インターネットで検索する。
■「世界のじゃんけん/世界のジャンケン」(http://www.netlaputa.ne.jp/~tokyo3/janken.html)に詳しい説明あり。

【キーワード】
■ジャンケン■拳戯(けんぎ)■遊び

【参考資料】
◆『あそびのずかん』2(竹井史郎作 辻幸子絵 あかね書房 1993)
◆『世界のじゃんけん』(田中ひろし著 こどもくらぶ編 今人舎 2002)
◆『ジャンケンで遊ぼう』(小菅知三著 明治図書出版 1985)
◆『じゃん・けん・ぽん』(赤穂敞也著 近代文芸社 1995)
◆『伝承遊び考』4(加古里子著 小峰書店 2008)
◆『もののはじまりシリーズ』10(高野澄文 ゆーちみえこ絵 ポプラ社 1990)

【調査にあたって】
ジャンケンについて書かれた図書『世界のじゃんけん』(田中ひろし著 こどもくらぶ編 今人舎 2002)やインターネット情報「世界のじゃんけん/世界のジャンケン」(http://www.netlaputa.ne.jp/~tokyo3/janken.html)は、世界のジャンケンを紹介しているので総合学習として調べてみるとおもしろい。また、一般図書『じゃん・けん・ぽん』(赤穂敞也著 近代文芸社 1995)『伝承遊び考』4(加古里子著 小峰書店 2008)では、地域や時代によって違う様々なジャンケンについて詳しく書かれているので、小学生には少々難しいが参考にしてみると良い。その他、ジャンケンの歴史等、ものの起源を知りたいときには、『もののはじまりシリーズ』全10巻(ポプラ社 1990)がとてもわかりやすく書かれているので役に立つ。

作成日:2008/10/30